英語を子どもに教えるな (中公新書ラクレ)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121501202

感想・レビュー・書評

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  • 著者は語学塾での指導経験により、日本語も英語も身につかない帰国生の指導経験を持つ。米国と日本とでは教育法方が異なっている。米国では自分を主張できない、良好なコミュニケーションが取れない子どもは、カウンセリングの対象となる。原因にはネガティブなものとポジティブなものがあるようだ。
    日本国内では、バイリンガルを目指すために幼児教育、インターナショナルスクールへの入学をする子達がいるが、これも同様。しかも、お金がかかる。
    英語を話す、というだけではだめなのである。自分を主張でき、国際感覚をはぐくむことが求められる。


    親が留意すべき10のポイント
    1学習の開始時期にこだわるな
    2脳の世界は謎だらけ、教材・教授法に惑わされるな
    3親子の「対話の質」を高めよう
    4「聞く力」「質問する力」を鍛えよう
    5「読み聞かせ」で「聞く力」「読む力」を養おう
    6子どもの「感性」を磨こう
    7子どもの「選択力」を育もう
    8子どもの「リサーチ力」を高めよう
    9外国人との「生きた交流」を体験させよう
    10英語力は一生かけて身につけるものと覚悟する
    米国教育の戦争記述
    sneak attack on Pearl Harbar
    原爆についても本土決戦の回避、戦争終結の早期化の利点とする。

  • 繰り返し大事だとされているのは、まずは論理的な思考能力を高めることで、母語を粗末にしてはいけないということ。

    これには全く同意。
    大抵の人はすでに同じように考えていて、真新しいことではないのでは...。

    この本が面白いのは第一章だけ。
    ここだけは著者が自分の経験に基づいて、自分の言葉で語っている。

    他の章は、何かの引用だらけでつまらなかった。
    この本に期待したことは、本の帯にある在米13年間塾講師として著者が実際に見てきた海外駐在員の子女の英語上達のプロセスや異文化で直面した問題であって行政の施策だのその他の学術書の引用、引用、引用はまったく期待していなかった。

    一生懸命調べたんだろうけど、彼の経験からもっと論を作って一冊の本にまとめたほうが良かったと思った。

  • これは面白かったですね~。自分も子供に対する英語教育慎重派なんですが、かといって全くダメと思っている訳でもなく…みたいな、微妙なニュアンスが、この本の中で言語化されて、自分的にも随分腑に落ちました。なるほど。加えて、英語教育のみならず、子育て全般に敷衍して当て嵌められる内容も多く、反省や励みになることもしばしば。直接的に子育てをうたった本より、よほどためになりました。

  • 簡単にとか楽しんでとかで身につくものではない英語は。とても納得。

  • こ、これは… 子どもに早い時期から英語を学ばせようという親御さん、そして現地で子育てをする駐在員必読です。
    市川さんの説く内容は、理屈じゃなく、ご自身が実際にアメリカで日本人のお子さん向けの塾を開き、1000人以上のお子さんの「実例」を見てきたことがベースにあるだけに説得力があります。

    帯には「早期教育は、英語も母語もダメにする」とありますが、「必ず」ダメにするということではなく、「安易に行うと」ダメにする、という意味です。内容的には。

    では、ダメにしないためにはどういう意識・行動(親の接し方、言語環境の与え方)が必要か?についても説かれており、私自身子どもの英語教育についてはまさに悩みどころなだけに、大いに考えさせられました。

    そういう意味で、書名も正確に言えば、『英語を子どもに「安易に」教えるな』となります。
    ごく一言で言えば、学校任せ、環境任せにすると「必ず」失敗します。親の関わり方がとても大切です、そして、それはとてもシンドいことを親も覚悟しなければなりません、ということになるかと思います。

  • バイリンガルの定義は曖昧であり、かつ、二言語を母語レベルで操れるレベルになるには、相当に険しい道のりを経なければならない。私は、日本人が皆そうなる必要性などないと思うが、著者の言う「遊び場英語」レベルの英語力も付かない現状の学校英語教育を補う意味で、早期英語教育のアプローチの幾つかは有効だと信じたい。

  • 「英語を『教わろう』と思っているうちは、英語が使えるようにはならない。」
    という著者。
    私はかつて英語が苦手で、「教わろう」という気持ちで勉強していた時期が長かったです。その結果、やっぱり英語が苦手なまま。
    その後英語は使ってこそ伸びるものだということを経験し、著者の言うことに深くうなずけます。
    とても気になったタイトルに、自然に手が伸びたこの本でした。

    アメブロにもこの本について、いろいろ書いています。
    http://ameblo.jp/waremoko-tadoku/entry-11115800342.html

  • アメリカで日本人向け塾をしていた人の本(確か)
    海外行けばバイリンガルになれるとか、インターナショナルスクール行けば・・・
    と思っている事に対して、実例込みでそんなに簡単になれるもんじゃ無いと言う事と、して失敗例、成功例を挙げている。
    子どもの教育について考えさせてくれる良い本だったと思う。
    英語聞かせるのは程ほどにして、先に母語での抽象思考を身に着けていただこう。

  • 英語の早期学習が盛んになる昨今に警告!
    大切な子供が将来苦労しないために
    英語を学習させる?
    どんな人間に育ってほしいのか、そのために
    必要なことに時間をかけているのか?
    情報化社会で流されてしまい、気づかないこと
    に気づかされる一冊。
    子供への読み聞かせの大切さ、日本語で論理的に話すことの大切さ
    を知ることができる。

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