働こうとしない人たち - 拒絶性と自己愛性 (中公新書ラクレ (178))

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121501783

作品紹介・あらすじ

やりたいことが全くなくても、目標にこだわりすぎても就職できない。それぞれの心理を徹底分析し、対処法を提言。さらに、背景にある「自分らしさ」を強調しすぎる社会に警鐘を鳴らす。

感想・レビュー・書評

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  • 「働こうとしない人たち」に対する、著者の目線が高い。患者・相談者の性格を、まずは奇異なものとして情報処理しているように読めてしまった。事例は豊富だが、その姿勢が残念。

  • ふむ

  • 若者が仕事に就くことを困難にしている原因が若者の心の問題のように言い立てられ、政策の貧困、企業の怠慢、教育の未熟など社会の問題が軽視されている、と書評にあった。

  • 自己愛性パーソナリティ障害
    拒絶性パーソナリティ障害

  • 逗子図書館

  • 「働こうとしない人たち」がどうしたらいいのか?という具体的な打開策・方法がほとんど書かれておらず、『一体何がいいたかったのだ?』と思ってしまう本だった。ただの分析結果か。具体的な方法を望んで読んだ私が間違いだったのか。残念。

  • ひょっとすると回りの人に、もしかすると自分の中にあるかもしれない、目の前の課題を拒絶する態度。
    そこに至る本人の価値基準についての記述が、とても参考になりました。
    そんな風にならなければ、出会わなければ良いに越したことはないですが、理解に苦しむ行動を少しでも分かるきっかけになるかもしれないと思います。
    自分を俯瞰して見るきっかけを与えてくれた本です。

  • [ 内容 ]
    やりたいことが全くなくても、目標にこだわりすぎても就職できない。
    それぞれの心理を徹底分析し、対処法を提言。
    さらに、背景にある「自分らしさ」を強調しすぎる社会に警鐘を鳴らす。

    [ 目次 ]
    序章 二人のパラサイト―やりたいことの「なさすぎ」対「こだわりすぎ」(寝ている時が一番楽しい 志望をクルクル変えてはお金と時間を無駄遣い ほか)
    第1章 依存症から反社会性までの各パーソナリティーの布置(依存症を軸としたパーソナリティーの順列 自己チュー対他己チューという軸 ほか)
    第2章 拒絶性スタイル―消極的抵抗(一〇回転職したウォルター―職業生活と相性が悪い人々 遅刻とヘマの常習犯 ほか)
    第3章 自己愛性スタイル―ファンタジー(態度のでかい無職男カール 「自分は他人と違う」という強烈な自意識 ほか)
    終章 「私らしさ」飢餓社会の落とし穴(自己愛性スタイルを全面否定はできない 「他人と違うべし」のメッセージがあふれる社会 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 働かないと存在意義を示せません。頼むからパラサイトだけはかんべんです。

  • 妻子持ちにして、無職の自分。
    もしかして、今読むべき。。

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著者プロフィール

1958年東京生まれ。京都大学文学部心理学科卒業。精神病院の相談室長などを経て、現在、西武文理大学講師、桜美林大学アカデミー講師。臨床心理士。テレビ・新聞などでのコメントの機会も多い。著書『依存性パーソナリティ障害入門』(日本評論社、2004年)、『平気で他人の心を踏みにじる人々-反社会性人格障害とは何か』(春秋社、2006年)、『困った上司、はた迷惑な部下』(PHP新書、2007年)、『パーソナリティ障害』(講談社選書メチエ、2008年)など多数。

「2008年 『無差別殺人と妄想性パーソナリティ障害』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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