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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121502346
感想・レビュー・書評
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山口県光市母子殺害の大月被告死刑確定のニュースを見て。
理不尽な理由で家族を殺された遺族の方々の悲痛な叫びが心に直に響き、読み進めるのが辛くなった記憶があります。
特に被害者の母親が加害者の少年に関して「罪と向き合い反省してくれれば、それで良い」と言ったものの、その後に涙を流しながら「…やっぱり殺してください!」と訴える場面。人の死を願う事についての心の葛藤が目に浮かぶようです。
この本を読んでいると、少年法の存在意義について考えさせられます。18歳未満は善悪の判断が付かないのか? 被害者の人権と遺族の幸せを一生断ち切った人間の人権がやたらと尊重されるのは? 少年法の支持者は、自分の家族が下らぬ理由でむごい殺され方をした場合、変わらずに加害者の生を認められるのか? 死刑制度同様、色々な意見があるのでしょうけれど…。
いずれにしても今回の本村さんをはじめ、遺族の方々の今後の幸せを祈らずにはいられません。
決してこれらの事件が“他人事”とは言い切れない今の世の中、多くの人に読んでもらいたい本だったように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人の感情は、法律では割り切れないなぁ…
ってあまりにも凡庸ですね。
ごめんなさい。