- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121502735
作品紹介・あらすじ
「お金」の使い方で、人間は「間違った万能感」を持つこともあれば、「我慢」を学ぶこともある。「お金儲け」の話ばかり氾濫する現代、まともな金銭感覚を得るために親がなすべきこと。
感想・レビュー・書評
-
何も得られなかった、、
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お金では買えないものは何か考えさせる。
親の姿勢を見せて育てる。
お金を通じて教育について述べている。
読み易く参考になった。
子育ては鈍感であってはならない。
またいくら稼いだか。が大事ではなくお金をどのように使うかが大事である。 -
著者は金融関係者ではなく、子供塾経営者というところが異色です。
子供は普段の生活において、わざわざ教えられなくても、自分を取り囲む金銭環境を体感していくものですが、間違った金銭感覚を身につけさせないために、親による家庭教育が必要だとこの本は説いています。
しかし、その親自体の感覚からして狂っている場合も往々にしてある点に、著者は警鐘を鳴らしています。
“塩水は、飲めば飲むほど喉が渇いて、どんどん飲んでしまう。お金は塩水と一緒だ”という例えに、なるほどと思いました。
親によるお金の教育も大切ですが、子供は親よりもずっと柔軟にものごとを受け止められるため、もっと損得なしにお金について受け入れられます。
ただ、子供の世界は厳しくて、みんなが持っている物を自分だけ持っていないと、のけものにされかねません。
ちなみにこの「みんなが持っている」の「みんな」とは、3~4人だそうです。
子供の世界では、それが大多数意見となるわけですね。
何台も暖簾を引き継いでいる老舗の店の子どもは、「うちは貧乏だ」と言うそうです。
全ては先代からの預かり物、そして次の代に譲っていかなくてはならないもので、つまり自分の持ち物と言えるものはほとんどないとのこと。
相続の大変さなども、子供は敏感に察しているようです。
そうやって、しっかりと暖簾を継ぐ責任を把握している店は、どら息子の使いこみなどで経営が傾くことはないのでしょう。
お金をどう利用するかというノウハウよりも先に、まずはお金との正しい向き合い方を知ることが大切。
拝金主義には際限はありませんが、それが本当に幸せを追求していることとは限りません。
お金が増えた、減ったという状態よりも先に、お金の大切さ、怖さ、無意味さについてしっかり理解することは、子供にも、そして大人にも大切だと思えた本でした。
<読書会(テーマ:お金)に向けて読んだ本> -
お金の概念を子どもにどう教えるか。
そんなことを考えていたのに、気がつくと、自分を振り返ってしまう。
「あの子のお父さん、リーマンでしょう。。。」
私立中学に通う子どもの間で交わされる会話。
親としての自分にとって、ショックな内容も多く、何度も読み返すことが多かった。 -
自分のお金に対する考え方に共感するところが多々ありました。
子どもだけでなく大人も十分楽しめると思います。
-
拝金主義のお父様、お母様方に読んでほしい!
子供のうちからこういうことを教えてくれる
大人がそばにいる子供は幸せになれる可能性、大。 -
YSPという学習塾の代表をやっている人の著。この手の本は、FPの人などによるものが多いが、教育者によるものだけに、モラル面への言及が多い。過度の拝金主義が子供の間にも蔓延しており、「負け組」に対する嫌悪感を示すような子供も多くなってきている。よく言われることではあるが、お金は塩水のようなもので、飲めば飲むほどもっと欲しくなる。あまりに条件を整えてやるのは子供にとっての害が大きいばかりで、失敗しても再チャレンジするような強さとか、家計簿をつけさせるなどの日常的な教育が必要だ。