裁判官の横着―サボる「法の番人」たち (中公新書ラクレ)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 18
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121502926

作品紹介・あらすじ

自分が楽をしたいから和解を勧める、面倒だから現地検証に出かけない、開廷中にせっせと似顔絵描き…。裁判官の横着のため、国民はどれだけの不利益を被っているか。元判事は訴える。

感想・レビュー・書評

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  • *市民図書館にて借りる

    和解を勧める、訴訟記録を読まない、法廷で「内職」する、現地検証をしない、蛇足判決を書く、判例万歳、つぎはぎ引用をする、例文判決を書く、といった裁判官の横着について書かれている。
    「司法のしゃべりすぎ」はよりも一般向けに易しく書かれている印象を受けた。
    読みやすいので裁判興味ないわーという人も読んでみてほしい。

    (蛇足判決に興味を持った人は「司法のしゃべりすぎ」を読んでも面白いと思う)

    挿絵とそのタイトルが、文中のなかでも絶妙に裁判官のイタいところばかり突いていて、そこまでしなくても…という感じがあるけれど、ここまで書くことができるのは裁判官経験があるからか。

  • 裁判官もただの俗人だから横着だとか怠慢だとかがあるのは分かる。著者の言い分も正しい面もあるだろう。
    しかし、なんか納得いかないなぁ・・・。
    蛇足判決にしてもそんなに本当にいけないことだろうか。
    反論多し。
    無駄な話が多いように感じたし、個人的にはあまり賛成できない本だった。

    ただ、最近刑事事件を素材にした傍聴体験記的な本が多い中で、これは元判事が書いている点、民事訴訟をメインに手続から丁寧に説明されているので毛色が違って興味深い。

  • 井上元判事が好きなので、新刊買っちゃった!
    ちょっと批判色が強くなり気味な気もしたけれど、一部の実態も垣間見れて良かったです。
    そんな裁判官を生み出すのも数が足りないせい、これに帰着する気がする!

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著者プロフィール

同朋大学大学院人間福祉研究科・社会福祉学部准教授。臨床心理士。
名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程(心理学専攻)修了(文学修士、1982)。愛知県児童相談所に勤務(1983〜1999)。1999年より同朋大学社会福祉学部専任教員。家族援助論、児童福祉臨床研究などを担当。児童家庭相談、特に児童虐待防止ケースマネジメントを研究。
主な著書等:『児童虐待へのブリーフセラピー』(共著 金剛出版 2003)、『新生児医療現場の生命倫理』(共著 メディカ出版 2004)、「サインズ・オブ・セイフティ・アプローチ入門」(共著 そだちと臨床vol.2 明石書店 2007)。訳書として、『安全のサインを求めて』(ターネル、エドワーズ著 共監訳 金剛出版 2004)、『児童虐待を認めない親への対応』(ターネル、エセックス著 共監訳 明石書店 2008)

「2008年 『子ども虐待防止のための家族支援ガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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