バチカン: ミステリアスな「神に仕える国」 (中公新書ラクレ 317)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503176

感想・レビュー・書評

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  • バチカンて面白い国だなぁ〜

  • 前半は、キリスト教が誕生した歴史を紹介。後半は、最近の教皇の仕事ぶりの紹介とバチカンの中の制度や組織についての説明。
    どの世界でも、保守派と改革派はいる。でも、人間は色々な面を持っていて、保守的な人にも改革的な面を持っていることも多いし、その逆の場合も多い。
    ヨハネ・パウロ二世は、避妊や中絶にノーを貫く保守的な面もあったが、ユダヤ教のシナゴークや、イスラム教のモスクにローマ教皇として訪れた改革派だった。
    誰かに受け入れてもらう為には、自分と違う者を受け入れることが大事だということをヨハネ・パウロ二世が教えてくれる。

  • [ 内容 ]
    信者を導く組織であり、世界最小の独立国。
    その成立から現代に至る歴史をふまえながら、日本人には理解しがたい中世的「ミステリー」が生き続ける現場としてバチカンを描く。
    実在のエクソシストとの会見も収録。

    [ 目次 ]
    第1章 ローマ教皇の成立(イエス・キリスト 殉教と発展の地、ローマ)
    第2章 「神の代理人」へ(中世から近代へ 変化しながら現代へ)
    第3章 バチカンのしくみ(バチカンの機構 現代教皇列伝 コンクラーベ ローマ教皇庁)
    第4章 バチカン市国の特権と闇(小さい国土をささえるもの バチカンと外交 バチカンと日本 現代の諸問題)

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  • キリスト教についての入門編といったところ。知識のない私としてはタメになった。

著者プロフィール

秦野るり子

東京都生まれ。1982年東京外国語大学卒。同年読売新聞社入社。ワシントン特派員、ジャカルタ支局長、ローマ支局長、調査研究本部主任研究員などを経て、2016年より富山国際大学現代社会学部教授。2019年より江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授。著書に『バチカン』。

「2019年 『悩めるローマ法王 フランシスコの改革』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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