- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121503275
作品紹介・あらすじ
タイムマシンへの挑戦、宇宙のしくみ、未来の姿、新しい住居の考え方…。現在・過去・未来という時間軸をとらえ直すことで、誰よりも自由に発想し、行動する著者の営みをたどる。
感想・レビュー・書評
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稀代の詐欺師?とも言われるセルカンによる、
エッセイ、自伝、持論を交えた宇宙にまつわる話。
このような痛快な人間が、この時代にいたなんて!
閉塞感のある世の中が少しだけ明るく感じられる。
もちろん、セルカンがどのような人物か知ったうえでの話だけど。
どちらにせよ、読みやすい文と説得力のある語り口、
「それっぽい」内容と、彼が非常に頭がよく魅力的な
人間だということはわかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすいエッセイ。ただし、あまり得るものなし。
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『ポケットの中の宇宙』(アニリール・セルカン、2009年、中公新書ラクレ)
ドイツ生まれのトルコ人の科学者の書いたエッセー。自慢話をふんだんに盛り込んだ自伝的な章、若干の宇宙に関する記述、筆者自身が考えていること等が書かれている。
(2009年11月24日) -
「ポケットの中の宇宙」という題と、帯に移っている変なトルコ人に興味をもって読んだ。一口に面白い反省を生きているなとおもいましたが、本人は結構大変だったとも思う。押し付けられた考え方がない日本がすきということころは、すごく目からウロコであった。結構欧米には、窮屈な考え方があるんだな。
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自分を示す肩書きなどの言葉にこだわりたくないという著者のスタンスに共感する。
「意味ばかりを求めずに、あなた自身の価値を探しなさい。」
という同書の中のメッセージに、「なぜ?」と「何を・どんな風に?」を思い出した。
意味を求めることも悪いことではないが、それが価値を目指す行為につながることが大切なのだと思う。
意味を求めるだけでは「後悔」、価値に気づくことで「反省」になるのだろう。
「ただいま(唯今)」、「インテリジェントな態度」、「宇宙も自分が「個」として存在する一つの要素にすぎず、各人のポケットの中にも「自分の宇宙」があるはず。」など、気付かされることが多かった。
09-78 -
インフラフリーで一冊本を書いてほしい