社会を動かす企画術 (中公新書ラクレ) (中公新書ラクレ 345)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503459

作品紹介・あらすじ

他人と繋がるきっかけが見えてくる瞬間はどこに。ソーシャルな活動の源泉にあるアイデアと行動力とは。編著者の体験と各界のチャレンジフルな人たちの名言から、その秘訣を解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 敬愛する小山薫堂氏の最新作。

    今回はのっけから(はじめに)共鳴。

    P5
    自分の仕事に、世の中の「徳」をどう考えだせるか。自分が儲かることだけではなくて、これで何人の人を感動させられるか、誰を喜ばせることができるか、と考える。そうすれば自然と、自分の中のどこかにあった、良い「気」のようなものが、自分の全体に満ち溢れてきます。

    これはまさに、私の仕事上のポリシーであります。

    10/05/20-78

  • 自分の為に、人の為になることをする。
    仕事や日々の生活の中でのスタンスとして真似したいと思いました。
    恋をしなくちゃ〜

  • 雨香、いいね、新しい言葉覚えた。

  • 人を喜ばせるということは、相手に求められている人になること…

    自分を動かすガソリンは、人が喜んでくれること

     小山薫堂さんの本を読むのは『考えないヒント』『人を喜ばせるということ』に続いて3冊目だと思ったら、以前に『持ったいない主義』という本も読んでいたようです(印象薄い…)。まあ、この本も、それほどインパクトのある内容ではないのですが、>僕の「モノづくり」の原動力というか、一番自分を動かすガソリンみたいなものは、人が喜んでくれるということです。~「人が喜ぶことが自分の喜びになる」なのです。…という件は、何らかの形でモノ(コト)づくりに携わる人は、肝に銘じておきたい言葉なのではないでしょうか?良いモノをつくろう!

    モノ(コト)づくりのマインドは、お客様の喜びのために…
     マーケティングの用語に、ターゲティングという言葉がありますが、直訳するからでしょうか?私は、この言葉が好きではありません。お客様のことをまるで標的のように捉えることをイメージさせるからです。この言葉を小山薫堂さん的に言い換えると、喜ばせたい人という言葉になるのかもしれません。モノ(コト)づくりのマインドは、自分の(利益の)ためだけではなく、お客様が買って良かったと、自分と対価を支払うお客様が、との喜びのために…

    成功して存続する企業は、お客様を対等な目で見ている
     お客様を自社のモノやコトを消費する人として上から目線で観ているようでは、その会社のビジネスは成功しない。いや、仮に成功したとしても存続できない。成功して存続する企業は、お客様を(たまたまそのモノやコトでは、お客様だが)自分と同じ生活者であると対等な目で見ている企業だけだ。そのような企業は、常に自問自答している「自分だったら、どうして欲しいだろうか?」と

    人は、全体最適を意識して生活しなければならない
     この本を読んで改めて感じることは、人は、自分が所属する組織やコミュニティの利益を考えるだけではなく、道路などのインフラを共用するメンバーとして全体最適を意識して生活しなければならない、ということ…キャパシティの限られたシステムをフルに活用して効率を最大限に上げるためには、我先にと押し寄せるのではなく、譲り合いの気持ちが大切であるということ…

    社会問題を解決するため方法は、人々の意識に期待する
     小山薫堂さんさんが、この本で主張されている企画術とは、社会問題の原因を客観的に分析し、それを解決するため方法をシステムに求めるのではなく、私たち社会を構成する人々の意識に期待するというものです。社会の問題は、結果的に個人への負債として返ってきますからね。

     人を喜ばせるということは、誰よりも自分が幸せになる。人を喜ばせるためには、相手に求められている人になること…

  • 大切なのは外に向けた好奇心とストーリーを形作る力だと感じた。
    あとはバタフライエフェクトみたいな発想で世の中に種を蒔くってこともいいのかなと思った。

  • サービス=思いやりの考え方については共感。
    また既存の仕組みやあるものを活用して新しい取り組みをすることにもいい着想であると感じた

  • 社会を少し良くしていくために。というテーマで実際に著者やNPO団体、社会起業家の活動を通して、信念や仕掛け方を紹介している。
    スタートは自我から始まったとしても、プロセスでは相手(社会)ありきで考えていくのが良い企画の条件だと理解した。

  • 一つの企画をどういう視点で考えたら良いか、少し広い視点で見れるようになった。
    仕事としての企画だけではなくて、その企画の価値?意味?みたいなものをどう考えるか。
    二部の各担当者の話よりも小山さんのエピソードが秀逸。

  • 今日会うだれか、今日行く会議、今日を生きる自分、サプライズを届けられたらそれはきっとステキで企画に満ち溢れた一日だ。

  • タイトルと内容が合ってないです。
    新書のカテゴリーだから仕方がないのでしょうか。

    でも、合ってないだけで
    言ってることは至極真っ当です。
    一度、小山薫堂さんファンになると
    ぞっこんになってしまうのもわかる、お人柄。

    当店で行われた
    「あのひとの仕事学 小山薫堂」さん編の
    参考資料に使わせていただきました。

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著者プロフィール

一九六四年、熊本県生まれ。初の映画脚本となる「おくりびと」が、第八十一回米アカデミー賞外国語映画賞をはじめ、国内外問わず数々の賞を受賞。ご当地キャラクターブームを牽引した「くまモン」の生みの親でもある。映画「湯道」では、企画・脚本を担当。

「2022年 『湯道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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