困った時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 299
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503633

作品紹介・あらすじ

アドラーの知恵は、他人とどう付き合ったらいいのか、という悩みに明快な指針を示してくれる。本書は、悩ましい人間関係のなかにある現代人に、多くの示唆を与えるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • QアンドA形式でわかりやすさを狙ったのだろうが、今ひとつだった。「嫌われる勇気」が面白かっただけに残念。

  • 自分、友人との関係、職場の人間関係、恋愛、パートナーとの関係、親子関係でアドラーならこう考える。こう行動すると楽になると、具体的な質問に答える形で示してくれている。

    自分の問題と他の人の問題を切り離して考え、自分ができることをやって行こう。

  • 職場、夫婦、親子などで困ったことが起きた時にアドラー心理学ではどういう考え方で乗り切るのか、ケース毎に解説されている。「今ここ」を大切に生きることと「誰の問題か」を考えることで、多くの問題に対処できそう。

  • 文庫本のため、アドラー心理学がどんな考えのものかを説明するというよりも、現実にこんな悩みがあったときに、アドラー心理学ではどう考えるかという類いの本だった。3部作目であり、より実践的に、また読みやすくしたものという印象を受けた。有名な嫌われる勇気を読んだあと、結局どう考えるんだっけ?と問題集のように使用すると良いかもしれない。

  • 悩んでも問題は何も解決しない。人間は努力している限り悩むもの。真剣に生きる人であれば苦しみを避けることはできない。だが苦しみが深刻さを帯びると身動きがとれなくなり、前に進めなくなる。アドラーはこう言うだろう。苦しいから前に進めないのではなく、前に進まないために悩むのだと。そうならないためには、過去に今の問題の原因を探すのをやめる。そして他者を責め、自分の辛さを語るのをやめる(「悪いあなた、かわいそうな私」をやめる)。なぜ人は悩むのか?端的に言えば決断を遅らせるため。変われるのは自分だけ。

  • 初めて読んだ「アドラー本」。
    物事の捉え方、考え方、対処の方法に対し、客観的にわかりやすく解説をしてくれる。

  • (2016.03.31読了)(2016.01.21購入)(2014.04.15・3版)
    Eテレの「100分de名著」でアドラーさんの『人生の意味の心理学』が取り上げられたのですが、紹介された本はちょっと敷居が高そうなので、手軽に読めそうなのを探して読むことにしました。
    人生相談的に、事例に基づいた解説になっていますので、タイトル通り困ったときに似た事例を参考に読めば、どうしたらいいかの参考になるのかもしれません。
    事例の前に、アドラー心理学の考え方の基本が第一章に紹介してありますので、基本を押さえたうえでの、事例ということになります。
    ・悩んでも問題は何も解決しません。
    ・過去に今の問題の原因を探し出すのをやめます。
     (過去に何があったにせよ過去のことを持ち出しても、今直面している問題を解決することには少しも役に立たないからです。)
    ・他者を責め、自分がどんなにつらい思いをしているかを語るのをやめます。
    ・今、起こっていることが誰の課題かを明らかにし、自分の課題でなければさしあたって何もしないでおきましょう。
    ・問題解決の糸口は自分の課題からだけ見出せる
    ・変われるのは自分だけである

    【目次】
    はじめに
    第一章 アドラー心理学の基本
    第二章 自分自身のことで困った
    第三章 友人との関係で困った
    第四章 職場の人間関係で困った
    第五章 恋愛関係で困った
    第六章 夫婦、パートナーとの関係で困った
    第七章 親子関係で困った
    あとがき

    ●自己防衛(74頁)
    感情をコントロールできない人は精神的に未熟な人です。普通にしていれば、誰にも認められないと思っているか、仕事の無能さを隠すために感情を使って攻撃的になることで過剰に自己防衛しているのです。
    ●愛されている(93頁)
    自由にさせてもらっていると思えるときに最も愛されていると思えるのです。反対に、自由にさせてもらえていない、常に監視されていると思う時は愛されているとは思えません。信頼されていないと思うからです。
    ●なぜ怒る(117頁)
    なぜ怒るのでしょう。怒る人は、怒ったり、イライラするとまわりの人が自分のいうとおりに動いてくれるということを知っているのです。
    ●所属感(135頁)
    子どもがいちばん嫌なのは無視されることです。
    家庭であれ、学校であれ、ここにいてもいいのだと感じられることは誰もが強く願うことであり、そのように感じられなければ何とかして自分がいることを認めてもらおうとします。
    ●事態は変わる(180頁)
    とにかくできることをとりあえずやってみたら事態は変わります。

    ☆関連図書(既読)
    「アドラー『人生の意味の心理学』」岸見一郎著、NHK出版、2016.02.01
    (2016年5月19日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    アドラーの知恵は、他人とどう付き合ったらいいのか、という悩みに明快な指針を示してくれる。本書は、悩ましい人間関係のなかにある現代人に、多くの示唆を与えるだろう。

  • ■行動の目的を見ることがアドラー心理学と他の心理学を峻別する特徴
    ■アドラーは性格は遺伝や環境などによって決められたのではなく,自分で決めたと考える。
    ■対人関係における信頼というのは,信じる根拠があるときだけ信じるのとは違い,無条件で信じる,或いは,信じる根拠がないときにこそ信じるということ。
    ■アドラー心理学では無条件に信じることを「信頼」といい,信じる根拠があるときにだけ信じるという意味の「信用」と区別する。
    ■怒りは人と人を引き離す感情。
    ■実質的に迷惑をかけるわけではないが,さりとて,適切とは言えないような行動をアドラー心理学では「中性の行動」という。
    ■「中性の行動」に対しては本人の意思を尊重し,頼まれもしないのに介入していく権利はない。
    ■「中性の行動」への3つの対処法
    ①自然の結末に委ねる
    ②社会的結末に委ねる
    ③結末を経験する前に話し合いにより結末を予測する援助を行う
    ■「今ここに生きよう。するべきことやしたいことがあっても,できることから始めよう」

  • 嫌われる勇気を読んで、もう少しアドラー心理学を知りたいと思い図書館で借りてきた。
    もう少し体系的な本が読みたかったが、これはこれで、質問に答える形でわかりやすいと思う。

  • 内容はカウンセリングに訪れた患者との問答に解説を加えたものとなっている。
    アドラーの考えを実際の生活に応用する方法が知りたい人は頭から読むといい。自分が直面している悩みがある人は、近い事例を探してその箇所を読むといい。

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著者プロフィール

1956年、京都府生まれ。哲学者。日本アドラー心理学会認定カウンセラー。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門はギリシア哲学、アドラー心理学。主な著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(以上、古賀史健氏と共著、ダイヤモンド社)、『老いる勇気』(PHP研究所)、『プラトン ソクラテスの弁明』(KADOKAWA)、『幸福の哲学』(講談社)、『よく生きるために働くということ』(KKベストセラーズ)など多数。

「2019年 『「今、ここ」にある幸福』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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