困った時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ 363)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503633

作品紹介・あらすじ

アドラーの知恵は、他人とどう付き合ったらいいのか、という悩みに明快な指針を示してくれる。本書は、悩ましい人間関係のなかにある現代人に、多くの示唆を与えるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 嫌われる勇気を読むことで得た価値観を再確認できた。
    怒りは相手との関係を(特に中長期的に)マイナスにするだけであり、自分が怒らないことと、相手の怒りや憎しみや侮蔑を感じても、言われている内容にだけ注意して正しいと思うことを取り込む材料にすれば良いだけで、感情で反応して疲弊しないこと。
    あらゆる対人関係の問題は、一方が他方の課題に土足で踏み入ることによって生じる。友人でも、夫婦でも、親子ですらも、相手の人生の重大な決断に介入せず、大切な相手に対しては、頼まれれば援助する意思を明確に示しつつ、相手の人生の決断を応援するところまでを限度とすること。

  • 嫌われる勇気を持てていたか。
    自分を誰よりも尊重し、自己の意見を他人に伝えていたか。

    この本を読んでいて、更に思いました。
    私は自分の意見を回りくどい言い方をしてしまっている。
    嫌われてもいいから、自分の率直な意見を言わなければ自分を好きになれない。周りの目を気にしすぎ。自分の意見を言えば誰でも誰からか嫌われる。10人中8人に好かれればそれでいいのだ。内2人は誰しも苦手な人間。自分を信じ行動しよう、と考えました。

  • 「あなたはいい人」といわれたから、自分がいい人になるわけではない。
    何とかなるかどうかはわからないけど、何とかならないわけではない。とにかくできることをやろう
    今ここに生きよう。するべきことやしたいことがあっても、できることから始めよう

  • 岸見先生のアドラー心理学の本は4冊目

    具体的な相談事が書かれてあり
    それについての解決策が書かれてあった

    4冊目ということもあるからか
    新たな発見はあまりなかったが
    どうすればいいのか、
    どのように考えたらいいのかが詳しく書かれており
    参考になった

  • 参考になる考え方もあり、アドラーについて勘違いしていた部分もあった。
    自分が絶対に正しいと考えないで権力争いから降りる。理解することと賛成することは別。無条件に信じる。信じる根拠のない時ほど信じる。今、ここに集中する。怒りはひととひとを引き離す感情。ただ、自分が変わればいい。
    でも、やっぱり腑に落ちない部分もあった。何が言いたいのか分かりづらいところや、言い回しが引っかかる。
    そもそも、文体が苦手。主語が分かりにくかったり、修飾語の順序も読みづらい。

  • 時折り顔を出す息子さんのキャラが立ちすぎている。毎回気になってしまった。
    先生の回答を読んでいると、そもそも質問なんだっけ?となることが多かった。
    本書にて少しだけ実践としてのアドラーを感じられたように思う。ただ理解とは程遠いからもっとアドラーの本を探してみようと思う。

  • 岸見先生のアドラー心理学の本を読み重ねている。この本も良書だと思う。具体的な相談内容について、アドラー心理学に基づいて岸見先生が答え、その中でアドラー心理学の考え方を説く、という形式を取っている。非常にわかりやすく、具体的な相談事なので、とても興味を持ちながら読み進めることができる。友人、職場、恋愛、夫婦関係などいろいろな場面ごとに章分けされているが、その中でも、親子関係のパートが全体の半分近く割かれている。それだけ親子関係で悩んでいる人が多いということなのだろう。

  • 岸見さんの本は4冊目。7章は経験を背景にして重たさがある。
    やれることとできることは違う、ということでもあるのかな。

  • QアンドA形式でわかりやすさを狙ったのだろうが、今ひとつだった。「嫌われる勇気」が面白かっただけに残念。

  • 自分、友人との関係、職場の人間関係、恋愛、パートナーとの関係、親子関係でアドラーならこう考える。こう行動すると楽になると、具体的な質問に答える形で示してくれている。

    自分の問題と他の人の問題を切り離して考え、自分ができることをやって行こう。

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著者プロフィール

1956年生まれ。共著書に『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)、訳書にプラトン『ティマイオス/クリティアス』(白澤社)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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