100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選 (中公新書ラクレ 400)
- 中央公論新社 (2011年11月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121504005
作品紹介・あらすじ
今こそ笑いの力を。腹の底から笑って、不安な気持ちを吹き飛ばそう。100万部突破シリーズから、珠玉のジョークを選出。大震災後の日本で、笑いは社会の潤滑油となり、生きる力となる。「明るさがあって素直に心に届くようなものを今は読みたい」という読者の声から生まれた一冊。
感想・レビュー・書評
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ふっと笑ってしまうジョーク集。
国民性の違いがわかるジョークはやはり面白い。
笑えないとただの悪口なのに、笑って許してもらえるところが良い。
本文中にもあったけど、ジョークは時として真実を正確に伝えるよね。
たまにはテレビやスマホをおいて、ジョーク集で笑うのもいいね。
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100万人は盛りすぎだろーと突っ込みをいれたくなる題名だが世界中の、紛争中の国、飢饉で苦しんでる国、そしてわが日本の災害に遭われた人、など心に傷を負った人々にも笑いを届けたいとゆう筆者の思いが詰まった良書。
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世界各国で最も読まれている書物
イスラエル 旧約聖書
アメリカ 新約聖書
イスラム諸国 コーラン
日本 漫画
中国 毛沢東語録
世界で読まれているのはファンタジーばかりである。
アメリカと日本の靴メーカーが、アマゾン奥地でマーケティングを行った。
アメリカ人「この地域の住民に靴を履く習慣はない。ビジネスチャンスはない」
日本人「この地域の住民はまだ靴を持っていない。ビジネスチャンスがある」
大富豪「青いキリンを持ってくれば、莫大な賞金を出そう」
イギリス人は、青いキリンが本当にいるのか議論を重ねた。
ドイツ人は、青いキリンが本当にいるのか図書館で文献を調べた。
アメリカ人は、世界中に軍を派遣して探し回った。
日本人は、品種改良を続け、青いキリンを作ろうとした。
中国人は、青いペンキを買いに行った。 -
世界中で謳われているジョークとその背景について解説しているジョーク集。
ジョークの内容は民族性をブラックに皮肉ったものもあれば、民族性関係なく「定番キャラ」を登場させるものもあり、とても面白い。
少々ブラック色が強いのが知的なユーモアが満載で面白い。
そして最後に言われている言葉がよい。
「笑いとは、地球上で一番苦しんでいる動物が発明シニカルたものである」
「私たちが生きている今日とは、亡くなられた多くの人々が本来は生きて、笑うはずだった一日である。それが叶わなかった人たちの為にも、生き残った者は容易に笑顔を諦めてはいけない」 -
■動機
少しでも話にジョークを織り交ぜられる、会話の面白い人になりたいという下心を抱えて読んだものの、にわかには身につかないなーと思ったり。
■感想
ふふっとつい笑ってしまうジョークの数々。
お笑いやバラエティ番組というよりは、落語の寄席のようなやや上品な笑い。
あるいは、星新一のようなショートショートの世界。
軽快に読める。が、わたしはいまいちフィットしなかったためか集中力が続かず途中までしか読めなかった。
家族のほうが面白いおもしろいと言ってあっと言う間に読みきっていた。
■気づき
関西の方は毎日のようにボケツッコミのような会話が当たり前、と聞いたことがある。今回のジョーク集では、各国の日常に根付くユーモア心をところどころで解説してくれる。日々のコミュニケーションの中で、ずっと頭を働かせてジョークを放ち続ける中で磨かれるものなのだろう。
■適用
日常の会話で恐ることなくジョークを言い続けよう。
ジョークの構造論もおさえたいところ。 -
お国柄が出ていて面白かった。
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保有状況:所有&購入日:41042&購入金額:798
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さらさら読めて、疲れたからだと頭にはちょうど良かった。
ジョークといっても、かなり皮肉っぽいものもあって、ジョークに出るようなちょっとした心理みたいなものが重大な結果を招いているような気もして、やや怖さも感じた。