女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ)

  • 中央公論新社
3.81
  • (24)
  • (36)
  • (35)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 491
レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121504319

作品紹介・あらすじ

「手遅れになる前に、教えてほしいかった…」という後悔を根絶すべく、「婚活・妊活の提唱者」と「就活の神様」のコラボ講義が実現。就活に苦戦する女子も、将来が見えない女子も、不安の正体がわかれば怖くない!「結婚では食べていけない時代」の産める仕事生活マニュアル。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大学に指導に来て下さっている先生の薦めで読んだ本です。
    私も現在就活真っ只中。
    女性が働くということに興味があり、手に取りました。

    今就活をしている女子、これから就活をする女子、すべての方におすすめします。
    知っておかなきゃいけない現実が、この本には詰まってます。

    就活の真実、女性が働くということ、結婚、出産
    今後私たちが考えなくてはいけないことはたくさんあります。
    そういうことを考える良いきっかけにもなると思います。
    コラムには実例も載っているので、想像しやすいですし、文章も読みやすいです。
    就活で、本を読めって言われるけど、あまり新書とか得意じゃないって方にもおすすめです
    私もそうでしたから(笑)

    女性が働きやすい職場は、皆が働きやすい職場だと思います。
    日本の社会が、もっと女性が活躍できるようになることを願います。

  • 就職活動を行う上で、何か新しい視点を得られればと思い読みました。
    基本的には、高学歴化した最近の女性の「就・妊・婚」活について、理想と現実・戦略などの詳解がメインです。一方で、就職活動を行う上で知っておいて損はない情報も少なからず入っていますので、男女問わずおススメできます。

  • タイトルの通り、就・妊・婚がすっきりまとまっていたし、事例も多く載っていてリアリティもある内容。一気に読みました。
    これから就活をする女子学生は読んだらいいと思うけど、一方で、就活する時に知ったんじゃ遅いって話でもある。
    こういう類のことは、私が大学生の頃からもやもや考えてる問題の1つでもあるんだけど、社会や企業が変わらなければいけないし、教育で意識を変えていかなければならないと思う。
    就活の段階で、仕事と家庭(女性としての生き方)について考え始めて、「こんなはずじゃなかった」と思っても後戻りできないし。そのためには、高校とか大学とかの進路選択の時点から、先を見通して色々考えることができる仕組み作りが必要。単に女性管理職の数を増やそうとか、保育施設の数を増やそうとかそんな「点」のはなしじゃなくて、もっとトータルに変えていかないと、変えようとしていかないと、根本的には何も変わらない。
    本の感想から離れて長くなってしまったので、この辺で。。

  • 女子が幸せな人生を送るために、就職・結婚・妊娠についてどのように考え、行動すべきか。現状を解説することで「不安を見える化」し、自分なりの「抜け道」を探すためのガイド。
    結婚・出産しても正社員として細く長く働き続けることを勧める。そのためには、つぶしのきくスキルが身に付く職場で短期間しっかりと働き、よりゆるやかな職場に移るか、はじめから子育てと仕事を両立できそうな会社に就職するのがよい。妊娠に関してだけはタイムリミットがあるため、計画をもっておくほうがよい。
    第0章の一部に対談があるほかは、章ごとに白河さんまたは常見さんが単独で書いたもの。

    つぶしがきく専門性を身につけるべしというのは、新しい視点だった。ぼんやりと「この分野だったら○○さんに訊けばいい」と言われるようになりたいと思っていたが、自己実現とか満足とかだけじゃなくて、不確定な時代を生きるのに必要なことでもあるのかも。
    ライスワークとライフワークは必ずしも一致しなくてもよい、という記述も意外だった。仕事に割くエネルギーや時間は膨大なのだから、楽しい仕事、やりがいのある仕事を選ばなくてはと思っていたけれど、その前提が偏っていたことに気づかされた。仕事に人生を捧げなくてはという考え方自体、おかしいと思っていいんだ。

    最後に、白河さんの、女の子はボロボロになるまで苦労しなくていい、闘わなくていいという考え方には、同意していいのかどうかわからなかった。特に根拠があるようには思えなかったので気になった。

  • 2012年10月10日発行 生涯論について「婚活」をヒットさせた白河氏が、シューカツについて常見氏が分担して書いている。目次は

    0時間目)オリエンテーション 女だから、チャンスはある
    1時間目)概論 就・妊・婚 三大「活」はつながっている
    2時間目)いま就活に何が起こっているか?
    3時間目)女子学生の就活・常識のウソ
    4時間目)女子学生のための“納得就活”のコツ
    5時間目)女子が働きやすいのはどんな職場?“産める就活”のヒント
    6時間目)社会で役立つ雇用の常識・法律知識
    7時間目)後悔しないための「結婚」とお仕事の基礎知識
    8時間目)後悔しないための「妊娠」とお仕事の基礎知識
    9時間目)女子が本当に幸せになるための働き方

    まずは、“女子もシッカリ稼がないと食べていけない、結婚だってできません” というメッセージ。
    今どきの女子学生は重々承知でしょ?と思ったが、女子大の学生を中心に“専業主婦を夢見る脳内お花畑”な子が多いので認識を変えさせたい、というのが本書のベースライン、だそうだ。ふむ。
    2時間目ー4時間目では、客観的に見た女子シューカツ状況をコンパクトにまとめ、とくに4時間目の具体的なチェックポイントは上手く書かれている。ここは参考にしたい。

    生涯論の方は どうか。
    海外との比較は、よくある“青い芝生をつまみ食い”方式。
    たとえば、欧米だって競争はげしく馬車馬のように長時間労働してる人達はいるし、そういうフィールドで働く夫と結婚して、早く帰れ はありません。稼ぎのいい夫&専業主婦 というパターンは存在していて、それを否定することはなかろう。
    9章など、女性が働く動機によってワークダウンすることもあると書くそばから、“専業主婦はつましくて欲しいものを買わない”こともあり、経済活性化のためには女性が働いた方がいいとか、えぇと......
    つまりは金銭収入にどれくらいエネルギーを使うか 消費をどうコントロールするかは、好きにしたらいいんですよ。
    経済的に破綻さえしなければいろんなやり方を認めましょう。

    その上で、いざ、働きたいとなったときの入口がどれくらい開かれているか、働き方の形態による著しい不公平がないかに注力するのが合理的かと思う。

    心配になったのは 子育てというものをどのくらい勘定にいれているのか?ということ。
    女性のM字型就労を批判しているが、幼児期の子育ては教育の土台であり 子供の将来への贈り物である。
    外注ご飯はその家の味ではないが折り合いをつけるものである。
    それと同じように、外注子育ては自らの価値観を100%盛り込むことはできないがそこそこ折り合いをつけてやっていくものである。
    もちろん、家庭では提供しきれない価値に出会うチャンスであるし、年齢に応じての集団教育も必要だ。
    だが、そのことを理解するためにも、子供を持つならば、是非とも一度は育児専業の期間を経験するといい、と私は思う。

    実際に育児専業期を体験している人は、その苦労を 「育児も業務もどちらも100%自分のやりたいようにするということは分身の術が使えない以上叶わない、ことを受け入れるしかない」と表現される。

    ならば、経済的に乗り切れるかぎりは M字型就労大いに結構ではないか。
    本書での盛大なるM字型就労の否定には違和感を覚えざるをえない。
     
    現実にはそれが不可能なほど、若い人の給料が削られてしまっていることが女性も稼げ論につながってきているのだろう。蛇足ながら、女性が労働市場に参加することが労働単価を下げたこともその一因という見方もできよう。
    それは、まぁいい。
    ただ、家庭内労働力が激減したツケが、教育の土台の弱さというかたちで 望んで産んだはずの大事な子供にまわってしまうのではないか、という視点を忘れるとこれも大きな後悔につながりかねない。
    経済力と秤にかけて、よく考えて選択したいところだ。

    ついでに8章に出て来た、「月に3万円払って、学生をベビーシッターとして派遣してもらう、学生の側はインターン経験という形で交通費のみで経験を積む」というビジネス。
    これ、普通に労働搾取だから。
    アメリカなら 高校生にだって ちゃんとお金払ってシッターしてもらいます。

    とまぁ、納得できる部分ばかりではないながらも、材料提供は豊富。考えるネタとしては満足。

  • 自分が壁を作っているんじゃないですか?

    昨日(10/29)都内で白河先生と常見先生の最新書「女子と就活」の
    ワールドカフェイベントがあり、僕は参加してきた。
    なんで男の僕がと思うが、男だからこそこういうイベントに積極的に
    参加しないといけない。

    日本の女性は特に「仕事、結婚、子育て、家事」を全て
    自分でやらないといけないと思っている人たちが多いと思うのは
    僕だけではないだろう。
    そんな彼女たちの立場を理解し、助けてあげられるのは、
    旦那であり、パートナーであり、彼氏である男たちだ。

    日本の社会は今でこそイク男とかいう言葉が流行りだして、
    家事や子育てをする男性が増えてきたけれども、はっきり言うが遅い。
    日本女性の社会進出を妨げているのは僕たち男の無知ではないか。

    欧米や中国では男女平等が日本以上に進んでいる。
    夫婦共働きは当たり前だし、
    子育て夫婦への周りの理解も日本以上に進んでいる。
    昨日僕はワールドカフェで中国人の一般的な子持ち夫婦のお話を聞いたが、
    彼らは共働きでお子様は基本、双方のどちらかのご両親が
    普段は面倒を見るそうだ。
    そして親の仕事は定時上がりで家に戻り、子育てをするらしい。

    なぜ日本と中国で文化が非常に似ているのに社会の認識が
    ここまで違うのだろうか?
    昨日のワールドカフェに参加してそんなことを思った。

    また仕事に関して言うと、最近の学生は夢がないとか、
    やりたいことがわからないという人達が増えているという。
    僕はこの問題の根本的な原因が教育にあると思っている。

    今までの日本は製造業で経済を発展させてきたので、
    ブルーワーカーを大量に作り出す事が国の基本的な方針だった。
    しかし、バブルが崩壊し世界情勢が急激に変化を遂げている時代、
    このやり方ではうまくいくはずがない。
    僕は教育の成功とは、一人一人が自分のやりたいこと、
    興味のあることを見つけることだと思っている。
    しかし学校では生徒の長所を見つけてあげられる環境は少ないんじゃないか。
    みんな平均的にそこそこできる人間を作ることに重きを置いているからだ。

    また今の時代に見合った教育も行われていくべきだろう。
    大学受験のための勉強ではなく、
    自分のやりたいことが見つけられるカリキュラム。
    だから座学の割合を極端に減らし自発的に学ぼうと
    子供が自ら行動を起こすように促す。
    先生は教師ではなくファシリテーターとしての在り方が
    僕にとっての未来の教師だ。

    とまあ女子と仕事という観点から教育論につながってしまったけれども、
    自分の人生なので自分で選択するという事、
    自分から動いていくという事、これが僕は一番大事だと思った。

    追伸:僕は教育問題や教育改革に非常に興味を持っているので、
    どなたかこういうことをされている方がいれば、
    ぜひ紹介して頂けませんか。よろしくお願い致します。

    追伸2:このプレゼンテーションは皆さん、一見の価値ありです。
    (日本語字幕もありますよ)
    http://www.ted.com/talks/ken_robinson_says_schools_kill_creativity.html

  • 女性の為とあるが、男が読んでもためになる内容だった。
    自分も将来は育児をしっかりやりたいからとても参考になった。

  • 前半の就活フェーズは、
    数年以内に就活女子だった身としては、割とよく聞く内容ですが、
    後半の女性としての働き方フェーズは、
    社会人になって間もない自分に意義のある内容。
    内容については割愛しますが、日々断片的に見聞きする、ワークライフバランスについて、体系的な文章で整理できる。仕事にもプライベートに対しても、モチベーションを上げてもらえる一冊。

  • 20代女性、特に就活している女子大生がメインターゲットの本だが、キャリアに悩む女性には良いです。逆に管理職であるオジサンたちも読むべき。
    娘のためにも世の中の動きをウォッチし続けな!と思えた良書です。

  • 全ての女子にオススメする本。

    これは手元に置いて置きたいなあ。

    甘っちょろいことは書いておらず、現実的に起こるだろうということが書かれていた。

    P99,98
    学歴差別はある。全く無名の大学でも、こんなに頑張ったんだとわかれば取ってくれることもあるそう。
    逆にこんなに有名な大学出ていたのに、これしかできないの?ということがあるらしい。

全64件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

白河桃子

東京生まれ。慶応義塾大学文学卒業後、住友商事などを経てジャーナリスト、作家に。少子化、働き方改革、女性活躍、ワークライフバランス、ダイバーシティなどをテーマとし、講演、テレビ出演多数。著書に『後悔しない「産む」×「働く」』(齊藤英和氏と共著、ポプラ新書)、『御社の働き方改革、ここが間違ってます! 残業削減で伸びるすごい会社』(PHP新書)、『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』(是枝俊吾氏と共著、毎日新聞出版)ほか多数。

「2019年 『ハラスメントの境界線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白河桃子の作品

女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×