雑草は踏まれても諦めない - 逆境を生き抜くための成功戦略 (中公新書ラクレ 432)
- 中央公論新社 (2012年10月9日発売)
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感想 : 7件
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- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121504326
感想・レビュー・書評
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生き抜くための戦略が凄い雑草についての教科書って感じかな。稲垣栄洋さんの本はいろいろ読んできたので、知っていたことが多かったし、概論的なことが多いかな。でも、全般的によくまとまった本だ。具体的な雑草の例が少ないのが残念だが、仕方がないだろう。別の本を読めばいいわけだ。具体的な例で面白かったのを少々。
コニシキソウは、匍匐的に伸びていってぺっちゃんこだが、アリをにおいで惹きつけて受粉してもらうので、花が目立たなくてよく、エネルギーをそこについやさなくてもいい。
タンポポは、じっと地に伏せていても、花の時期になると、花茎だけを上に伸ばす。スピード勝負なので、葉も新たに付けないし、茎のなかも空洞なのだ。
イギリスの小麦畑の調査では、1㎡あたり75000粒もの雑草の種があったそうだ。シードバンクとして休眠しているのである。同一植物でも発芽する時期もそれぞれ違うのでやっかいではある。何百年も休眠する種もあるそうだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
稲垣栄洋さんを知るきっかけになった本。
久米書店で紹介されていた。
ようやく読めた。
雑草の力強さが恐ろしい。
引っこ抜かれても、土の中に残った根の一部から再生する種類があるとか、より早く太陽に近づくために成長を重視して茎の中身は空洞とか、奴らの成功戦略は憎いばかり。
でも、稲垣さんの雑草愛で、愛すべき点が多数ある事も認識した。