テレビコメンテーター - 「批判だけするエラい人」の正体 (中公新書ラクレ 443)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121504432

作品紹介・あらすじ

作家の個性的な一言、元官僚の保守的意見、ジャーナリストの過激発言、元アスリートならではの体験談…そのテクニック、ギャラ、番組の舞台裏などを大公開!橋下徹氏から「批判するだけのコメンテーター」と名指しで批判された著者ゆえ、丸裸になってテレビ業界の功罪を考えた。

感想・レビュー・書評

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  • 社会

  • 文字通り、テレビのコメンテイターについて当事者の立場から語った一冊。

    テレビコメンテイターについて知りたい人にとっては楽しめるかと。

  • テレビコメンテーターについて、安全な立場から無責任に言いたいことばかり言って腹がたつし、「評論家」と言うと口だけで仕事ができないやつという意味もあるが、この本を読んで、少しだけコメンテーターという職業も大変なのだなと思った。確かに話の流れから腰を折らずに的確なコメントをするというのは簡単なようでいてなかなか難しいし、コメンテーターは実行力がなく批判ばかりするのも立場上やむを得ないとも思った。あと著者は橋下市長に個人攻撃をされたため、それについてところどころ書かれており、相当悔しかったんだろうなと思った。

  • ギャラの相場が興味深い。

  • 「くまだまさし」みたいな「中野雅至」さんの本。元官僚ではあるが、コメンテーターの役割についての意見は、真面目そうで個人的には好感が持てる。一般人的な目線から、TV業界の中がのぞけます。201402

  • この人の名前を聞いても顔が思い浮かばない。私の勉強不足もあるがそれほどテレビコメンテーターという職業は平板で消費されている。
    その事をこの作者はわかっており消費された存在としてどう泳いでいるかを書き記した物。

  • いかにしてテレビコメンテーターになるか?を説いたものらしいが...。
    なんか平板。

  • コメンテーターをやった経験をもとに、コメンテーターについて整理して書かれた本。基本的にデータとかではなく、筆者の感覚をもとに書かれているが、文章の書き方がうまいからなのか、そういうもんなんだろうなー、と納得させられる。橋下大阪市長に批判を受けたことから書き出しは始まるが内容的にはあまり関係ない。

  • 思ったほど刺激的な内容ではなかった。

  • 「テレビコメンテーター」
    作家の個性的な一言、元官僚の保守的意見、ジャーナリストの過激発言、元アスリートならではの体験談・・・。そのテクニック、ギャラ、番組の舞台裏などを大公開!


    橋下徹氏から「批判するだけのコメンテーター」と名指しで批判されたゆえ、丸裸になってテレビ業界の功罪を考えた、そんな著者の一冊である。しかし、記憶を司るあの人が足音忍ばせ私の脳から去ってしまったのだろうか、著者どころか、有名であるという、かの「中野氏vs橋下氏のディベート合戦」もさっぱり思い出せない。


    さて、「コメンテーターにはどんな能力が必要ですか?」と聞かれたら、皆さんはどう答えますか?


    私は、まず、嘘は付いて欲しくないですね。あ、これは、能力ではないのか。では、軸はぶれないでもらいたい。これも、能力ではないかもしれないけど、あえて強引に信念力とでも言いたいです。あるテーマに対して、自分の信念や軸を変えずに、情報などを増やした上で改めて考えを変える、強化するのは、別に良いと思います。誰にだって、正しい意見やしっかりした意見を一発で言えるなんて困難だから。では、昨今のコメンテーター達はどうでしょうか?答えは、いつもTVの中にある!


    では、中野氏なりの解答をご紹介。コメンテーターに必要な能力とは大きく4つ。


    1)基礎体力・・・知識・教養、経験、信念、情報量
    2)知力・・・考える力、疑問を持つ力、理解する力、要約力、観察力
    3)話術・・・分かりやすく伝える力、溜飲の下がるコメント力、視聴者を頷かせるコメント力、奇抜な視点etc
    4)反射神経・・・芸人並みのクイックレスポンス


    やはり、結構な能力ばかりですね。この4つがコメンテーターに必要な能力であり、彼らの実力を決める、計る能力です。これを踏まえて、TVに映るコメンテーターを見てみると・・・。

  • この人はあんまり芸人的な才能が乏しいのかも。

    言いたいことはわかるけれども、このタイトルを見て手に取った人には物足りない。


    では、バイちゃ!

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著者プロフィール

神戸学院大学現代社会学部教授。1964年、奈良県大和郡山市生まれ。同志社大学文学部英文科卒業、The School of Public Polich, The University of Michigan 修了(公共政策修士)、新潟大学大学院現代社会文化研究科(博士後期課程)修了(経済学博士)。大和郡山市役所勤務ののち、旧労働省入省(国家公務員Ⅰ種試験行政職)。厚生省生活衛生局指導課課長補佐(法令担当)、新潟県総合政策部情報政策課長、厚生省大臣官房国際課課長補佐(ILO条約担当)を経て、2004年公募により兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科助教授、その後教授。2014年より現職。2007年官房長官主催の「官民人材交流センターの制度設計に関する懇談会」委員、2008年からは国家公務員制度改革推進本部顧問会議ワーキンググループ委員を務める。主な著書に、『天下りの研究』『公務員バッシングの研究』(明石書店)、『政治主導はなぜ失敗するのか?』(光文社新書)、『間違いだらけの公務員制度改革』(日本経済新聞社)、『財務省支配の裏側』(朝日選書)など多数。

「2018年 『没落するキャリア官僚 エリート性の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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