サラリーマンの9割は税金を取り戻せる - あらゆる領収書は経費で落とせる【増税対策編】 (中公新書ラクレ 478)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121504784

作品紹介・あらすじ

税の世界は知った者勝ち。元国税調査官が、最小の労力で最大の効果を上げる裏ワザを伝授。「ふるさと納税」「禁煙・薄毛・ED治療」「税務署員にグレーゾーンを認めさせる方法」等々の"悪知恵"を身に付けて、大増税時代を生き抜こう。これでもうお上の"詐欺"には、だまされない!

感想・レビュー・書評

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  • サラリーマンの節税についての本。ふるさと納税を除くと、この本にあてはまりそうな人はほとんどいなさそうな気がするのだけど、どうなんろう?
    ただ、医療費控除についてはもっと知られたほうがいいと思う。父親は去年、入院したというのに、領収書捨ててしまって医療費控除ができないらしい。
    だいたい、妻一人、子供一人のサラリーマンはだいたい収入の20%が税金としてとられるらしい。そう考えると多いよなぁ。これは、先進国の中でも高い部類らしい。いったい、何に使われてるんだか……。
    掛け捨てより貯蓄性のある生命保険に加入したほうが、性目保険控除も多く適用されて有利という話には目からウロコ。確かに言われてみれば納得なのだけど、それは気づかなかった。
    それと、あまりよく分かってなかったけど、扶養控除って適用できる範囲が思ったより広いんだなと。6親等以内なら扶養控除にできるらしい(姻族なら3親等以内)。一緒に暮らしていなくてもいいのだとか。うちの祖母ってそういえばどうなってるんだろう。誰の扶養にもなってなかったら、損だよなぁ。
    後、場合によっては温泉利用で医療控除を受けられるという話も驚いた。調べてよさそうだったら、よく温泉に行ってる父に話してみようと思う。

  • 扶養家族を増やすとか、いろいろ節税法が書いてありますが、我が家の場合自分の親はすでに亡くなっており、妻の父親は年金額が多すぎて扶養の対象にならず。
    妻の叔父、叔母も法律上は扶養親族になるようですが、その場合は叔父、叔母の息子に許可を得る必要があると思い、そこまでするのはちょっと躊躇われ断念。
    住宅ローン減税はローンを組めば銀行が普通に教えてくれるし我が家もすでに制度を活用しています。
    医療費控除も今のところ健康なので自分には関係ないし、温泉旅行の費用が控除の対象になると筆者は言いますが対象となる温泉が限定されているので現実的には利用しづらい。
    ふるさと納税は確かにお得かもしれませんが、まあ趣味の領域でしょう。
    結局、使えたのは妻の父親の国民健康保険、介護保険料を払っていることにして約4万円の節税だけですが、これだけ節税できたのですから、筆者には感謝しています。

  • 分かり易かった。企業年金が確定拠出になったりと、大人になるに連れて知らないこと即ち負けになるので、自分を守るためには知るしかない。ロバート・キヨサキに影響されている自分ですが、賃貸持ち家論争で、賃貸費用には修繕費などがすでに組み込まれているので修繕費がかからないのは賃貸のメリットにならないという観点は面白かった。あと、最後の税務署への憤りコーナーが単純に面白かった。

  • ネットで調べれば得れる情報ではあるものの、それらがまとまっており、私のような税金に無知な人間には、入門編としてわかりやすかったです。

    この本と自分の源泉徴収票を見ながら、所得税、住民税を計算してみることでより理解が深まります。

    私が実際に使えそうな節税術は、ふるさと納税くらいではありましたが、税金や各種控除の勉強となったため、読んでよかったと思います。

  • 扶養控除、住宅ローンは大きな節税になる。
    税務署員はすべて正しいとは限らない。
    税金は知らないものが損をする世界。

  •  一般会社員が確定申告で戻せる税金について解説。お小遣い程度の金額ではあるが確かに源泉徴収額からは減らせる税金はある模様。1番最初の話題である、ふるさと納税は確かにお得ではあるがそもそも若干の持ち出しが必要である。2番めの話題である、住宅ローン減税も額としては大きいが、目新しい感はゼロ。自営業者と比べてこんなにも一般会社員の節税方法は少なくガラス張りなのだと改めて感じさせる内容であった。
     あとは医療費控除など該当する人の割合が少ない話題ばかり。確定申告もしたこともない本当の初心者向けの本。

  • 元税務署の方大胆な意見が面白い

  • このシリーズの3作目。
    少し前のものですが、再読です。

    今までの中で、サラリーマン(一般会社員)向けとして一番実用的でした。
    知ってる部分もありましたし、過去のシリーズで書いてある部分も反復できるため役立ちました。

  • 節税対策のために読了。

    特定支出控除、セルフメディケーション制度、住宅ローン控除などは覚えておいて損なし。

  • 古い本だが浅く広くといった感じで税金について学べる。
    今まで何で支払っている税金を把握していなかったのか、と疑問に感じた。
    著者が主張してい税金にもあいまいな部分がある、というのは興味深かった。

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著者プロフィール

1960年生まれ、大阪府出身。
元国税調査官。主に法人税担当調査官として10年間国税庁に勤務。
現在は経営コンサルタントの傍ら、ビジネス・税金関係の執筆を行なっている。フジテレビドラマ「マルサ!!」監修。著書に『脱税のススメ』シリーズ(彩図社)、『完全図解版 税務署対策最強マニュアル』(ビジネス社)、『サラリーマンのための起業の教科書』(小学館)などがある。

「2023年 『正しい脱税』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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