最強の国家権力・国税庁 - あなたは監視されている (中公新書ラクレ 555)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121505552

感想・レビュー・書評

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  • 2016.05.18 新書巡回にて

  • 【感想文】
     匿名ライターによる官庁雑学本。近年の話題「税金逃れ」や「マイナンバー」の方は分量が薄い。
     あと、著者は2001年に最初の税金本を刊行しているが、国税庁についての情報はアップデートされてるのだろうか。

    【書誌情報】
    初版刊行日 2016/6/9
    判型 新書判
    ページ数 200ページ
    定価 本体780円(税別)
    ISBN 978-4-12-150555-2

    政治家をも黙らせる最強官庁。天下の財務省のパワーの源泉でもある。映画『マルサ』は有名だが、実際にはどういう組織なのか? 現場の税務署員たちはどういう人々か? マイナンバーの狙いとは? タックス・ヘイブン対策は? OB・OGの多くは税理士となるが、著者は完全なフリーであるため、しがらみにとらわれずオモテとウラを描く。
    http://www.chuko.co.jp/laclef/2016/06/150555.html


    【簡易目次】
    はじめに [003-009]
    目次 [010-016]

    第1章 最強の国家権力 017
    第2章 国税庁を支配する人たち 045
    第3章 国税庁の闇 066
    第4章 現場の税務署員たち 093
    第5章 マルサとは何か? 131
    第6章 脱税の手口とその摘発 153
    第7章 マイナンバー 国税庁は何を狙っているのか? 177
    第8章 タックスヘイブン対策は? 195

  • 元国税調査官の著者が、国税庁(国税局、税務署)の組織、出世のパターン、仕事内容などの実態を明らかにしている。
    「脱税の手口とその摘発」など、実際の国税職員の仕事ぶりが垣間見れるのは面白かった。国税組織の体育会系の雰囲気もよくわかった。節税情報は国民にあまり告知しない一方で税金の取り過ぎは黙っているという税務署の実態や、税務調査と政治家の関係なども、驚きあきれることではあるが、興味深かった。
    一方で、本書には主観的な記述も多いが、著者は、国税局に10年間いただけなのに、どこまで国税庁全体の実態に熟知しているのだろうか、という気はした。特に、キャリア制度批判は、ちょっと皮相的で、単なるルサンチマンではないかと思った。

  • 政治家をも黙らせる最強官庁。天下の財務省のパワーの源泉でもある。映画『マルサ』は有名だが、実際にはどういう組織なのか? 現場の税務署員たちはどういう人々か?マイナンバーの狙いとは? タックス・ヘイブン対策は?OB・OGの多くは税理士となるが、著者は完全なフリーであるため、しがらみにとらわれずオモテとウラを描く。

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著者プロフィール

1960年生まれ、大阪府出身。
元国税調査官。主に法人税担当調査官として10年間国税庁に勤務。
現在は経営コンサルタントの傍ら、ビジネス・税金関係の執筆を行なっている。フジテレビドラマ「マルサ!!」監修。著書に『脱税のススメ』シリーズ(彩図社)、『完全図解版 税務署対策最強マニュアル』(ビジネス社)、『サラリーマンのための起業の教科書』(小学館)などがある。

「2023年 『正しい脱税』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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