- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121505781
感想・レビュー・書評
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やばすぎる。スタートアップにおける考え方や思考法などが非常にまとまって書いてあり、読みやすく、出典も明確で非常に良書。
本書にも情熱は行動した後に生まれるし、スタートアップについて勉強するのではなく、最短はまずスタートアップをやってみること、といわれているのだが、同時に、減らせる失敗は減らしながら、ランダム性を楽しむべし、とも書いてあり、つまり本書を読んで全体的な理解を深めることは非常に重要。
特に重要書籍(ブラックスワン・ゼロトゥワンなどなど)からの参照が効果的にされており、それぞれを読み込まなくても、一旦概要を抑えられるとい言う意味にでもすばらしい。
さらに言えば、読みやすく1日で読めるので、コスパも最高。
スタートアップにおける書籍だが、実際にはこの考え方はほとんどのビジネスや、生活、キャリアなどいろんなことに応用が可能な,非常に汎用的な知識だと思う。 -
p.143 スタートアップにとってもっとも重要なことは、「人の欲しがるものを作る」ことです。スタートアップを始める人たちは「誰かが欲しがるもの作る」ということを忘れがちです。人はつい「自分の作りたいもの」や「誰かがきっと欲しがると決めているもの」を作ってしまい、時間を無為に過ごしてしまったあと、資金難に陥ってしまいます。
→「自分の作りたいもの」ではなく「人が欲しがるものを作る」。常に顧客視点に立ち続けることが如何に難しいか。謙虚な気持ちが大切ですね。
p.158 「最初のバージョンが恥ずかしいものでなければ、それはリリースが遅すぎだ」とビジネス特化型SNS、LinkedIn創業者であるリード・ホフマンは言っています。
→生煮えの状態でも一旦形がみえたところでリリースして反応を見る。そもそもの方向性に問題があれば捨てる勇気も必要。仮説と検証を如何に短時間でサイクルできるかがポイントということか。
p.175 スタートアップが追いかけるメトリクスは一つに絞るべきです。資源の少ないスタートアップにとって、たくさんのメトリクスを設定してもあまり意味がないどころか、視点や行動がぶれてしまうので、よいことはまったくありません。
→挑戦した数をメトリクスに設定して、徹底的に追いかけることにしました。挑戦する際には短時間で仮説を設定し、挑戦の結果、仮説が正しかったのか日々検証します。 -
短期間で急成長を目指す一時的な組織体であるスタートアップ
本書はスタートアップが急成長するための独特な思考法を解説する
キーワードは「逆説」
不合理なほうが合理的
難しい課題ほど簡単になる
本当によいアイデアは説明しにくい
スタートアップの成功はべき乗則に従う
スタートアップでなくても活用できる視点が見え隠れしている -
タイトルの"逆説"とは、正攻法から考えず、よくある失敗から考えるという思考のことを指している。
筆者は、MicrosoftでVSのプロダクトマネージャー経験あり。今は東大産学協創推進本部。
本書の目的は、スタートアップという領域で、反直観的な事柄や逆説的な言説が起こる背景を説明し、それらに基づくスタートアップの思考法を理解深めてもらう。
とにかく読みやすい。そして事例がかなり豊富。習うべき点が多い良書 -
スタートアップとは何なのかについてよく理解できた。スタートアップ思考は普段の直感的な考えとは異なるところが多く思考としての幅が一気に広がったように思う。コモディティが避けにくい現代社会においてスタートアップで働かなくてもこの考えを持つことは意味があると思った。
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米国で「スタートアップ」と呼ばれる会社はとにかくクレイジー。出資するVCも同じ。「三振かホームランか」で一攫千金を夢見る凄まじい連中が、一日も早く市場を独占することを至上命題としてしのぎを削る世界。「儲かるかどうか」を丁寧に説明して何ヵ月後かに出資が決まる日本とは基本的に違う。「最近できた会社」をスタートアップと呼ぶのだと思っている人は本書を読んで勉強不足を反省すべし。
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この本に書いてあることを、自分のプロジェクトを見直そうと思いました。
わかりやすく、納得感もあって、行動しようという思いがふつふつとわいてくる。
スタートアップで挑戦したくなら本です。 -
起業したい人だけでなく、スタートアップを支援する立場だったり、スタートアップと戦う立場である人にとっても非常に有益な事がまとめられた一冊。
自分が今の会社で働き続けるにしても必要な考えが幾つもあった。
筆者の思考の基底に人類発展、日本復活のような大きなテーマがあり、そこに向けてのスタートアップという考えも好感。 -
1.不合理なほうが合理的
2.難しい課題ほど簡単になる
3.本当いよいアイデアは説明しにくい
4.スタートアップの成功はべき乗則に従う
「リスクを取らないリスク」といった威勢のよい文句を言う人に対して否定的な意見。
背水の陣ではなく、いかにリスクをコントロールするかが大事。
普通の人でも、この本の思考法を活かせば成功に近づけるような気がする。
「10年後、本当に価値のある仕事は何か」「いまだ築かれていない、価値ある仕事は何か」
https://www.youtube.com/@foundx-utokyo/videos
ご紹介いただいた書籍、チャンネル見てみます!
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