孤独のすすめ - 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ)

著者 :
  • 中央公論新社
3.24
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本棚登録 : 306
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121505859

作品紹介・あらすじ

老いにさしかかるにつれ、「孤独」を恐れる人は少なくありません。体が思うように動かず、外出もままならない。訪ねてくる人もおらず、何もすることがなく、世の中から何となく取り残されてしまったようで、寂しく不安な日々。けれども、歳を重ねれば重ねるほど、人間は「孤独」だからこそ豊かに生きられると実感する気持ちがつよくなってくるのです。

感想・レビュー・書評

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  • 発売5ヶ月で早くも13版の本書を店頭で見かけて即買いで読みました。論語からひいて、人生は青春 朱夏 白秋 玄冬と25年刻みで巡るといい、まさに玄冬の只中に居る五木さんからのメッセージ、さらりと読めるし特に反論する箇所もない判りやすい本です。青春の門 の頃は青春を謳歌されていた五木さんからの警鐘、超高齢化の日本に高齢者階級と若者勤労者階級との闘争が起きる懸念も看過出来ないかも! 白秋に居る私にも色々と考えさせてくれる良書でした。

  • 五木寛之さんの本は『人間の覚悟』『下山の思想』に続いて3冊目。
    全2冊は夫の本棚から。
    この本はそのタイトルに惹かれ、手にした本。
    既に30万部を突破しているベストセラー。

    2015年に刊行された『嫌老社会を超えて』を再構成、大幅に加筆したうえで、タイトルを変えたそうですが…
    『孤独のすすめ』というタイトルと内容がしっくりこなかった。

  • 五木寛之は、昭和6年生まれで現在85歳であるが、70代頃から自らの年齢に合わせて人の生き方に関するエッセイを多数執筆している。
    本書は、2015年刊行の『嫌老社会を超えて』を再構成し、大幅加筆した上で書下ろしを加えたもの。
    題名は「孤独のすすめ」であるが、全体を通して書かれているのは、副題の「人生後半の生き方」であり、原本題名に繋がる「嫌老社会」(老人を嫌悪する社会)を回避するための社会の在り方である。
    本書から何を感じ取るかは、世代や現在の環境などにより異なるのだと思うが、知命を超えつつアラフィフとは言えない年齢に達した私としては、今後の自分の人生も想像しつつ、人生後半の生き方として以下のような点に大いに共感を持った。
    ◆歳を重ねるごとに孤独に強くなり、孤独のすばらしさを知り、孤独を恐れず、孤独を楽しむ。
    ◆古来、中国では、人生は青春・朱夏・白秋・玄冬の4つの季節が巡っていくのが自然摂理とされるが、それぞれの季節に適した生き方をする。
    ◆精神活動は高めながらも自然にスピードを制御する、即ち、トルクは高めながらもシフトダウンする。
    ◆生理的・肉体的な衰えを認め、受け入れる。
    ◆人生の下山を楽しむ。登山中は振り返って見る余裕もなかった、眼下に広がる、周囲の山々、下界の大パノラマを楽しむ。
    ◆古代ヒンズー教では、人生を学生期(がくしょうき)、家住期(かじゅうき)、林住期(りんじゅうき)、遊行期(ゆぎょうき)の4つの時期に分け、それぞれに相応しい生き方・役割がある。
    ◆大切なのは死生観の確立。自分の死生観を託することができる宗教を見つける。
    ◆未来を考えるより、むしろ昔を振り返る。記憶の抽斗を開けて、あのときはよかった、幸せだった、楽しかった、面白かったと、さまざまなことを回想する。回想はコストもかからず、認知機能の改善にも役立ち、楽しいことを思い出すのは心理的な効果も高い。そしてなにより、元気になり、人間とは愛すべきものだというあたたかい気持ちが戻ってくる。無限の宝物である。
    人生後半を生きるための心の持ち様のヒントが得られる一冊と思う。
    (2017年12月了)

  • 五木さんの広くて深い知識と読みやすい文章の為か、押し付けられ感なく、こんな考えもあるんだなーと素直に入ってきました、

  • 孤独のすすめ...と言うよりは、五十歳前後で人生を見つめ直し、生き方や働き方を変えるすすめでしょうか?時代の変化や年齢によって、考え方は変える必要があります。そこを変えないと楽しく生きられません。そんな事は誰もうすうす感づいていますが、本書は五木さんの独特の見解も書かれており、ちょっと思考の幅を広げる事ができました。

  • 私も下山に差しかかった年になったんだな。これからは高齢者ビジネスが良いかも知れない。補聴器のポルシェ、老眼鏡のフェラーリの例えは良かった。これだけの物作りの日本ならば作れると思う。そして技術が高く、そして値段も高く。
    「敬われる」前に、一個の自立した人間として「評価」される存在になりたい。いい言葉だと思います。

  • 難しく考え過ぎ

  • 山を下る楽しさや、意義を知った。年老いて、無理に前向きにや、前を見ろと言われても死があるだけ。回顧する楽しさ、振り返る喜び。過去の大切なものに囲まれて暮らす喜び。変化に抗うではなく、その中での面白い気づき。自分の感じたことを発せられる機会を持つことが大事なのでは。

  • 18.3.10
    熱中時代に出演

  • タイトルと内容がしっくりこない感じ。日本はこれから「山下り」であり、それに見合った政策なり考え方が必要ってことと、80過ぎた著者自身含め、高齢者の人達は無理して前向きに生きる必要はないことを伝えたいらしい。どのように人生の山下りを楽しむか、ということで、決して山登りはしないということか。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『人生百年時代の「こころ」と「体」の整え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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