- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121505866
作品紹介・あらすじ
ミリオンセラー『嫌われる勇気』のヒットを受けて、アドラー心理学の関連書が矢継ぎ早に出版された。しかもビジネス、教育・育児など分野は多岐にわたっている。だが、一連の本の内容や、著者に直接寄せられた反響を見ると、誤解されている節が多々あるという。そこで本書は、アドラー自身の原著に立ち返る。その内容をダイジェストで紹介しながら、深い理解をめざす。アドラーの著作を多数翻訳した著者ならではの、完全アドラー読書案内。
感想・レビュー・書評
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子どもの教育のところ、共感する!ちょっとやりたいこと見えてきたかも・・
共同体感覚という『新しい理想』を掲げ、競争でなく協力を語ればいい。
今はまだ現実だから、歴史が証明するさ、なんで逃げてらんない。そんでもって、その現実を説明するだけの事後論理には現実を変える力はない。変革を意図したいなら、したいことをすれば良いだけ。
理想は、目標として、我々に方向を与えるという意味で有用である。☆
人が判断や高度の基準とする「コモンセンス」は共同体の中で、既成の価値観を無条件に肯定せず、絶えず絶対の真理に照らしていかなければ、ならない。
行為に先立って意図を抱き、目的や目標を立てる。それは、自分にとって〈ためになる〉という意味を持つ「善」である。そして、目的は未来にある。未来は変えることができる。
ライフスタイルの誤りを洞察して、共同体感覚を学ぶ援助をすることが、「勇気づけ」
脳は道具であり、心は生命の部分である。つまり、心が運動の目標を決める。これらが、器官劣等性。でも、「創造力」という自由意志を働かせることで、どうとでも変えられる。
第4章 汝自身を知れ
神経症になるのは、人生の課題から逃げることを正当化する目的。立ち向かわなければならない人生の課題から、逃避を認めたくないから、「なぜ?」の問いに、目的でなく原因を答えてしまう。
思考や行動にはそれに先立って目的が立てられる。心が躍る目的を持て❗️
第5章
対人関係の解決を目的に性格を選び取る。
第6章 人生の課題から逃げる人たち
神経症的なライフスタイル
①人生の課題を解決しようとしない
②他者に依存し解決できると思う
③症状によってまわりの人を支配する
第7章 子どものためにできること
罰するのではなく、ライフスタイルの誤りを明らかにすることが必要。子どもの仲間になる。対等に接する。
第8章
家庭での教育の誤りを教師が補う、親には「再教育」をおこなう。「子どもを教育する最善の方法は、経験から学ばせること」甘やかしでなく勇気づけを。「ありがとう」「助かった」言ってあげよ^_^詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「嫌われる勇気」などを読まれた方が、もう少し詳しい内容やアドラー自身のことを知りたいと思われたら読むべき1冊だと思います。
1歩踏み込んだ内容でした。 -
他者からの評価に左右されることなく、人々は仲間であるというライフスタイルを確立したい。
子どもには、貢献することで自信を持ち、自分には価値があると思えるようになってほしい。そのために一人の人間として尊敬して友好的に関わりたい。
現実問題として不可能ではないかと思う、叱らず褒めずという教育、育児が挙げられていたが、アドラーの思想を知ることで、褒めること叱ることには弊害もあることも知った上で実践していくことが大切ではないのかと考えさせられた。 -
全篇通じて、アドラー原著を併せて読みたくなる内容でした。
アドラーの個人心理学には相反するかもしれないですが
教育についての章では
『自分自身の内なる子ども』と対話する教育する、見つめるためのものでもあるのでは自己理解しました。
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うーん、嫌われる勇気と幸せになる勇気が読みやすかっただけに難しかった。ガチの心理学(あまり知らないけど)みたいで興味がないと辛い。途中で脱落しました。
嫌われる勇気をもう一度読みたいな。 -
●アドラーは1907年に「期間劣等生の研究」を刊行して以降、生涯で主著を15冊刊行しました。そのうち邦訳されているのは12冊に登ります。
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・人をタイプで分けるのはより良く自分を知るための手段であり、重視してはいけない
・法則定立的ではなく個性記述的
・目的論:自分のライフスタイルが変わらないのは、本人が変えたくないと思ってるから
・原因論:人が何かをした時、その原因となる働きがあると考える
・目標を掲げる事前理論の心理学であって、事後理論のそれではない
・過去にさかのぼって原因を探すのではなく、誤った対人関係の方法を直していく
・過去は戻らないから、過去に原因を求めてはいけない
・劣等感を持った人は、積極的な人は問題行動を起こし、消極的な人は神経症を起こす
・神経症を言い訳に、人生の課題を回避してはいけない
・自分に向けられた関心を、他社に向けるようにする
・決定論は責任を回避できるから好まれる
・神経症者は人生の課題を前にして動かなくなるが、神経質者は立ち止まったりためらったりするが、全く動かなくなるということはない
・優越性を得るために正常な努力がなされるが、それを拒むと卑屈という神経症になる
・虚栄心のある人は他社の価値と重要性を攻撃する
・神経症者に「それが治ったら何をしたいか」を問えばそれが彼が回避している人生の課題である
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最近よくお名前を見かける気がしたので新書で読みやすいのないかなととってみましたが、そもそもアドラーの著作に全く触れずに手を出す本ではなかったなと反省。
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「嫌われる勇気」から派生し、岸見氏はいくつかの著書を出しているが、「嫌われる勇気」がやはりわかりやすいし、読みやすい。この本はアドラーの著書を深堀りするための内容。「嫌われる勇気」を読んで理解したと思っても、それは間違った理解である可能性が高いそうだ。本当に理解するのは難しいことらしい。
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アドラーの原著の紹介をしているため、内容は重複している部分も多い。
著者プロフィール
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