教育とは何?-日本のエリートはニセモノか (中公新書ラクレ)

  • 中央公論新社
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121505958

感想・レビュー・書評

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  • ●教育の重要性と日本の教育の問題点を再認識できる著書だった。

  • 日本の教育はこのままで大丈夫か?偏差値教育、受験戦争、教育低下の中で国際力の高い人材育成のための秘策を激論する!

  • エリートの中にも落ちこぼれはいますし、落ちこぼれの中にもエリートはいます。どの物差しで見るかによって基準が変わるので、一概に全てを教育で補うのは無料だと思います。

  • 「先生っていうのは、何を教えてくれるかわからないけれども、とにかくその人の話を聞きたい、その人と一緒にいたい、と思う人のことだ」

    フィンランドの公教育は一斉ではなく、個々がそれぞれの力に応じた問題を解く

    学びの動機付けが大切
    欧米諸国では、ギャップイヤーや就職後の入学で学ぶ意義を強く持って入学
    日本では、エスカレーター式にとりあえずが多い

  • 偏差値で序列化して「勝ち負け」になった教育。「勝ち負け」からは真の学び、成長は望めない。今の教育の実態に絶望を感じつつ、でも、家庭の中で、子どもの「個」と向き合っていく勇気をもらえました。茂木さん、尾木ママ、ステキです。

  • 教育学の尾木氏と脳科学の茂木氏の対談は教えられることが多い。フィンランドやスウェーデンの日本と異なる文字通りの「生涯教育」の例。日本の教育が偏差値、考えることを捨てさせている教育であることを痛感する。茂木氏が大学入学の際の、宿泊コミュニケーション合宿に参加しなかったことのマイナスを書いているが、これは東大での話!!いかに画一的な学生を育てているかの皮肉な話だ。また、大学の保護者会への批判的なお話も痛快だった。OECD各国での高等教育の無料化、給付型奨学金の双方に×が入ったのは日本のみ!これが日本の大学の地盤沈下を招いているという話は必ずしも合意できなかったが・・・。尾木氏がゆとり教育は間違いではなかったと主張する言葉は力強さを感じた。氏が海城高校で優秀な生徒に毎週岩波新書を読ませたとは象徴的な話。日本の中国侵略を否定している政府が道徳教育を主張するその自己撞着を語る2人は本当に良心的だ。高校入試問題の例が素晴らしい。「近くにもっと品揃えが多く値段も安いスーパーがあるのに、どうしてコンビニへ行くのか」を考えさせる問題!!要するに読み解き、考えさせる力を身に着けさせるということの実践である。自分で学びたいという胸をこがすような欲求を持たせることの重要性である。このような人物だからこそ大事を成し遂げたということの紹介において、スティーブ・ジョブズがキッシンジャーを騙ってローマ法王に電話した、野口英雄がカンパしてもらった留学費用を遊興で使い果たしたなどの実話の紹介が実に楽しい。

  • 東2法経図・開架 B1/5A/595/K

  • 教育の目的は「自由になること」。

    通信簿、相対評価、道徳教育、偏差値主義、一斉入試、シラバス通りの授業。
    日本の教育システムに「なぜ?」を突き付けていくおふたり。
    進学校で悩み、不登校になり、その後大学でのびのびと学びに触れ生き返ることができた私にとって、
    そうだよな~~わかる!!と思えるエピソードが満載でした。
    学生の時に、こんな大人と出会いたかった。

    おふたりの真剣さ、誠実さ、教育を思う気持ち、思考力、
    そして柔らかさを尊敬します。

    茂木先生の言葉が好きです。
    「今目の前にいる子どもを救わなかったら、意味がないんです。
    その子たち行っちゃうんだもの。どんどん次に。
    だから、今闘うしかないの。」

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著者プロフィール

一九四七年滋賀県生まれ。教育評論家、法政大学特任教授。早稲田大学卒業後、私立海城高校、東京都公立中学校教師として、二十二年間ユニークな教育を実践。二〇〇三年に法政大学キャリアデザイン学部教授に就任。一二年から法政大学教職課程センター長・教授を歴任。主宰する臨床教育研究所「虹」では、所長として子育てと教育、いじめ問題など現場に密着した調査・研究に取り組む。著書は二〇〇冊を超える。「尾木ママ」の愛称で講演活動、メディア出演など幅広く活躍中。

「2018年 『尾木ママの孫に愛される方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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