子どもの病気 常識のウソ (中公新書ラクレ)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121506023

作品紹介・あらすじ

「風邪には抗生物質が効く?」「ステロイド軟膏が危ない?」「便秘薬はクセになる?」


ネットにはウソの医療情報が溢れている。風邪を治す抗生物質なんてない。ステロイド軟膏は危なくない。便秘薬はクセにならない……。
裏づけのない医療情報を信じるな。面倒だからと薬を処方する医師もいるが、風邪に効く薬なんてない。20年間で200人のがんの子どもたちを診た小児外科医は断言する。医学的な裏づけのない治療は「百害あって一利なし」。
読売新聞オンライン(YOL)ヨミドクターで17万PVを記録したインフルエンザの記事を含む大好評連載「松永正訓の小児医療~常識のウソ」をまとめた医療知識の決定版。病院に駆けこむ前に、ぜひ読んでおきたい一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 〘 子供の病気に対しては親がいかに冷静な判断ができるかが大切〙
    ・子供が熱を出した時、どうして熱をでるのか(ウイルスが熱を出している訳ではなく、熱を下げようとして熱が出る)など、親がまず理解することが大切である。
    ・風邪に対して薬を飲めば安心ということはなく、「暖衣・飽食・睡眠・衛生」を心がけることが重要。
    ・本書は風邪や発熱、ウイルスやアレルギーなどの発生原因からどうやって向き合うことが大切か書かれており、子どもの病気の基礎知識を得ることができる1冊。

  • 子どもが赤ちゃんのときに読んでおきたかった本。
    どう対応してよいか分からず、ネットで調べても何が正解か分からず、オロオロして不安ばかりだったから。出産前にこの本を手にしていたら、どんなに心の拠り所となったことか。
    子どもが小学生になった今でも、かなり参考になることが多い。

  • ネットにはウソの医療情報が溢れている。医学的な裏づけのない治療は「百害あって一利なし」

  • 医者に頼るだけではなく、親も医学的な知識を持つ必要があると
    感じた。何が正しいのか読み解く知識が必要である。

  • 東2法経図・開架 B1/5A/602/K

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。87年、千葉大学医学部を卒業し、小児外科医となる。
2006年より、「松永クリニック小児科・小児外科」院長。13年、『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』(小学館)で第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞。19年、『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』で第8回日本医学ジャーナリスト協会賞・大賞を受賞。
著書に『小児がん外科医 君たちが教えてくれたこと』(中公文庫)、『呼吸器の子』(現代書館)、『いのちは輝く わが子の障害を受け入れるとき』(中央公論新社)、『小児科医が伝える オンリーワンの花を咲かせる子育て』(文藝春秋)、『発達障害 最初の一歩』(中央公論新社)などがある。 

「2020年 『どんじり医』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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