読む力 - 現代の羅針盤となる150冊 (中公新書ラクレ)

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 241
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121506160

作品紹介・あらすじ

読者待望、「知の巨人」による初の対談本! 混迷の時代を読み抜くこの130年の、この150冊!
松岡 本はコストパフォーマンスもいいし、折ったり、赤線をひいたりしながら読めます。ダブルページ(見開き)単位で内容を追っていけるのもいい。スクロールでは、かなり段落を短くしないと読みにくい。
佐藤 僕も「本は汚く読め」といっています。
松岡 賛成。僕も「本はノートにしろ」と言っている。
佐藤 どうしても綺麗に読みたければ、二冊買えと。一冊は書き込んで、一冊は保存用にすればいいのだから。(本文より)

第一章 子どもの頃に読んだのは
第二章 論壇からエロスも官能も消えた
第三章 国内を見渡す48冊――ナショナリズム、アナーキズム、神道、仏教……
第四章 海外を見渡す52冊 ――民族と国家と資本主義
第五章 「通俗本」 50冊 ――ラッセル、養老孟司、島耕作 !?読むとは、従属じゃない。守って破って離れることだ!

感想・レビュー・書評

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  • 刺激的な本だった。教養エンタメといえば、エンタメなのかもしれないけど。気楽に読んで、すごく知的好奇心を刺激されるんだよね。通俗化の価値とか、なるほどなぁと思うところもあったし。本書に出てきた150冊を読破したら、頭よくなるだろうか、なんて頭の悪い夢想をするのも楽しい(笑)。

  • 知の巨人。博覧強記。

    人間というのは「読む」という知の蓄積行為によって、ここまで果てと底が見えない人間たるのか。
    と、人間の可能性を感じさせられる一冊。

    自分にはまだまだ知らないことが、山のようにあるのだとワクワクさせてもらえる。

    勉強すればするほど、謙虚になる。
    未知が見えることが楽しい。

    読書の醍醐味は、未知との遭遇であり、人生もまた然り。

  • 読んでいる、けど、読めていない、と感じる。
    文字を追っている、けど、点で切れる感じ。

    面白いと思う箇所もあるけど、「ここまでの知識」を知っていることを前提に話しているし、きっと私にはスラスラと読めない本が羅列されている。

    タイトルからすると、普遍的な取っ掛かりをこの高名なお二人から得られるのではとワクワクするのだけど、感想としては断絶された感だな(笑)

    「地球上から二週間に一つの言語が消えていっている」という英語の功罪の部分だけ、残しておきたいと思う。

  • ●いったい「読む力」とは何かというと、たんなる読解力のことではない。国語の試験問題に答えられるようにすることではない。著者の「意図と意表のあいだ」にどのくらい介入して、そのうえでそれなりの「傷」をもって帰ってこられるかということだ。

  • 150冊のうちの最初の100冊は私には難しすぎた。あとの通俗本50冊はなんとかついていけたが・・・。

  • 伝えたい相手がいるから大学で講義をする。論壇でガンガンやるけど、数奇者の思想を持つ。

  • 混迷の時代を読み抜くこの130年のこの150冊。松岡、佐藤「知の巨人」、初の対談本

  • まったく個人的なことだが、僕はあと数年で還暦を迎える。老眼は進むし、集中力の減退を感じる。数はこなせないのだから、読むべき本は、よく考えなければと思う。

    これからの読書の方向を探るつもりで購入。
    最初は、子供の頃に読んだ本などの話があり、平松洋子さんと小川洋子さんの共著「洋子の本棚」を連想したが、‥。

    松岡さんのような、ある年齢層の方たちは、殆どマルクスを体験しているんだな。革マル派の指導者やレーニンの名前も出てくるが、僕が大学の頃、マルクスなんてまともに読む気しなかったもんなあ。
    その後はポストモダンだ、脱構築だと云っているうちに、思想が無くなってしまったと云う。そうなんだろうね。

    しかし、この二人の知識量は呆れるばかり。科学や数学や宗教から漫画まで語っている。

    さて、この本をきっかけにして、何をよもうか。

  • 松岡正剛と佐藤優の対談『読む力』を読み終わった。
    佐藤優はいまいちピンと来ないことが多かったが、『知性とは何か』が優れていた。
    あとがきで佐藤優が「松岡正剛学という学術分野が成立すると考えている」と書いているが、松岡正剛がそれほど優れた人物なのか、私には分からない。
    しかし、一人の人間がどこまで本を読めるかに挑戦した人物のように思う。
    また、松岡正剛がまえがきで指摘した3つの「読む力」は興味深い。すなわち、
    ①アナロジー(類推する力)
    ②アフォーダンス(意味を見出す力)
    ③アブダクション(仮説的推理力)
    の3つであるが、この3つの力を鍛えるのが、読書の効能と言えそうだ。
    全体的には、本の紹介が役に立つ。内容の濃い本ではないが、これからの読書の手引きになる。

  • 東2法経図・6F開架 B1/5A/616/K

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プロフィール

編集者、著述家、日本文化研究者。編集工学を提唱。 京都市出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を歴任。現在、株式会社松岡正剛事務所代表取締役、編集工学研究所所長、ISIS編集学校校長、連志連衆會理事。

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