裁判官の正体 最高裁の圧力、人事、報酬、言えない本音 (中公新書ラクレ 839)
- 中央公論新社 (2025年3月24日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784121508393
作品紹介・あらすじ
司法修習生時代から、最高裁の「洗礼」を受けます。
「上」にそれとなく判決の方向性を指示されます。
最高裁に逆らい、見せしめに飛ばされた裁判官もいます。
そのうえ、裁判官が俗物だから、冤罪はなくならないのです。
本書は元判事の著者が「裁判官の独立」がいかに脅かされやすいのか、そして、裁判官がいかに俗物であるかを明らかにします。
袴田事件のようなとんでもない冤罪事件が起きるのはなぜなのか。その淵源を直視します。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
裁判官の独立性や人間性がどのように脅かされ、冤罪が生まれるのかを深く掘り下げた本書は、司法の現場に対する新たな視点を提供します。元判事の著者が語る裁判官の日常やその内面は、一般の読者には馴染みが薄く、...
感想・レビュー・書評
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事実は書いてあるとおりなのだろうけど、読み物として面白くない
(もっとも全部読んでないですが)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーん。司法研修生の中で弁護士になるのに比べて裁判官になることを選ぶ動機って何なんだろう。と思いながら読んだ。数少ない受かったやつがみんな弁護士なのがつくづく納得。
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書評読んで手にしたが想定内。裁判官の友人も俗物だったけど、理想は抱いていた。ただ社会と一線を画そうとしてはいたが、社会の側にも聖人視するところあり難しいか。簡裁まで含めると膨大な支店数。どこかで整理しないとヒラメ、俗物では済まない事態も。冤罪事件持ち出さなくてもヤケクソで判決書かれてからでは手遅れに。
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タイトルを見て読み始めたが、当たり前のことしか書かれておらず、面白くなかった。特に著者の趣味の漢詩が書かれており全く意味がない思った。
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●裁判官という人たちの仕事の内容や人となりを赤裸々に綴った本。
●裁判官、そして司法の現場が詳らかに語られており、普段馴染みがないこともあり、興味深く読めた。特に興味深かったのは、「尊属殺重罰規定違憲判決」にかかる話だ。この判決で、すべての親子殺しで「尊属殺人罪の規定が無効」になったのだと、これまで誤って理解していた。「本件のような特殊性がない事案にまで「尊属殺人罪の規定が無効である」のは不当な一般化である」と著者は述べる。ある判決により法律が直ちに変わるわけではない、というのは言われてみれば当たり前の話だったが、この判決の社会的インパクトに惑わされて、著者の言う「不当な一般化」を行ってしまっていたのかもしれない。 -
元裁判官の著者が、裁判官は実際にどんな仕事をどんなふうにしているのか、また、裁判官の人事、報酬、転勤など、裁判官の実情を明かし、裁判官を神聖視する必要はなく、裁判官も凡人、俗人に過ぎないと説く。
裁判官の仕事の大部分を事件記録を読むことが占めることなど、裁判官の仕事の具体的な内容や進め方などを知ることができ、興味深かった。
ただ、出世を気にしての新年の挨拶といった裁判官は俗物だとするエピソードなどは、著者が20年近く前に見聞きしたもので、現在の裁判官にどこまで一般化できるのかはちょっと疑問である。著者は、裁判官時代によい思い出を持っていないのか、裁判官という仕事をちょっと冷笑視しすぎている気がした。 -
2025年、23冊目です。
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5/17朝日新聞
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50392483 -
東2法経図・6F開架:B1/5A/839/K
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【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/728479 -
第一章 事件処理/第二章 判決という重圧/第三章 人事、予算、庁舎管理…。裁判以外の仕事/第四章 人事/第五章 報酬/第六章 転勤三昧。旅がらす私生活/第七章 俗人裁判官の心がけ
著者プロフィール
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