国富論 2 (中公クラシックス W 60)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121601155

作品紹介・あらすじ

はたしてスミスは、人間を利己的な存在としてのみとらえ、競争を重視する経済学者だったのか。

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号:331.42/Sm5/2
    選書コメント:
    初版は1776年。ちなみに大東の図書館には大河内文庫の中に原書の第2版が入れられている。言わずと知れた経済学の古典であるが、意外と読物としても面白く(特にⅢの第五篇は17~18世紀の人々の生活を知るうえで興味深い)、『資本論』等と比較して読みやすいうえ、現在でも十分に通用する経済的教訓が詰まっている。グローバリゼーションの中で意外と忘れがちなのは、スミスがⅡの第三篇で指摘した「国によって富裕になる進路が異なること」であろう。そして現在の日本を示唆しているとも思えるのは、第五篇第三章 公債についてで、公債が累積した国で完全に償還した試しはなく、多くの国では悪鋳や鋳貨名称の引き上げ(インフレ)を採用したとある。未来社会を考えるうえで指針となる名著。
    (環境創造学部環境創造学科 大杉由香 教授)

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著者プロフィール

1723~1790年。英スコットランドの社会哲学者、政治経済学者。主著に『国富論』『道徳感情論』などがある。

「2023年 『国富論(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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