語録 要録 (中公クラシックス W 92)

制作 : 鹿野 治助 
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 135
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121601728

感想・レビュー・書評

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  • 最後が、要約だけあってしっくりきた。地に足のついた哲学と感じる。さすが後期ストア派の哲人。本当に理解するには何度も読み込む必要がありそう。

  • 古代ギリシア哲学

    ある国際弁護士の人が若い頃何度も読んだとの事なので興味を持った。

    この本を読む前にストア派とは何かをウィキペディアでもいいので最低限理解しておいた方が良いだろう。
    なぜこれが書かれているかが理解できるからだ。

    何かを失ったり、奪われたり、地位や名誉に固執せず、自然体で心は自由にいなさい。という教義。

    特に印象に残ったのは、
    侮辱されたとしたら、そいつを憐れな奴だと憐れめば良い。という内容。これは使えそうな考えだ。

  •  
    ── エピクテトス/鹿野 治助・訳《語録 要録 20170308 中央公論新社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4121601726
     
    …… 己の力の及ぶものと及ばないものを識別し、自己抑制をもって生
    きることを説く。 (中公クラシックス)
     
    (20180918)
     

  • 古代ローマの哲人エピクテトスは奴隷出身でストア派に学び、ストイックな思索に耽るがその思想行動の核は常に神の存在だった。平易な言葉で人生の深淵を語る説得力。

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著者プロフィール

紀元55年ごろ〜135年ごろ。ストア派のギリシア人哲学者。ローマ皇帝ネロの重臣に奴隷として仕え、ストア派の哲学者ムソニウス・ルフスのもとに弟子入りする。奴隷身分から解放された後、ドミティアヌス帝による哲学者追放令が出るまで、ローマで「自由」をテーマにした哲学の講義をおこなった。「エピクテトス」という名は、ギリシア語で「後から手に入れたもの」を意味する。ギリシア・ニコポリスに移住し子弟に教えを授けながら半生を過ごし、哲人皇帝マルクス・アウレリウスにも大きな影響を与えた。エピクテトス自身は著作を残さなかったが、弟子のアリアヌスによる講義録『語録(The Discourses)』、講義のエッセンスをまとめた『要録(The Encheiridion)』からその思想を読み取ることができる。本書はこの『要録』の全文と、現存している『語録』から選りすぐった9篇がもとになっている。

「2021年 『2000年前からローマの哲人は知っていた 自由を手に入れる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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