- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121601827
作品紹介・あらすじ
天皇の権威と統治についてその由来と実態を検証し独自の学問的見地から民主国家との親和性を説く。元号の由来と改元の意義を再考する。
日本の皇室
元号の問題について
「建国記念の日」を設けたい
菊と刀のくに―外国人の日本研究について
教育に関する勅語について
日本歴史の取扱いかたについて
天皇考
建国の事情と万世一系の思想
八月十五日のおもいで
神代史のカミについて
君臣関係を基礎とする道義観念
感想・レビュー・書評
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天皇の権威と統治について従来の実態を検証し独自の学問的見地から民主国家との親和性を説く。元号の由来と改元の意義を再考する。
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ヒバリヤ書店でジャケ買いした。「第四 菊と刀のくに」を読みたかったのもある。
前半「日本の皇室」の底本にあたるのは、『日本の皇室』(早稲田大学出版部〈早稲田選書〉 1952年)。そして個々の論考は、「まえがき」によると『中央公論』などの雑誌への寄稿をまとめたもの。
後半の「中公クラシックス版増補」は全集から再録したもの。巻末の「編集付記」によると、ここでも個々の論考は雑誌が初出。
解説が熱い。
【版元】
『日本の皇室』
著者:津田 左右吉
解説:真辺 将之
[書誌データ]
初版刊行日 2019/1/10
判型 新書判
ページ数 256ページ
定価 本体1800円(税別)
ISBN 978-4-12-160182-7
[内容紹介]
天皇の権威と統治についてその由来と実態を検証し独自の学問的見地から民主国家との親和性を説く。元号の由来と改元の意義を再考する。
〈http://www.chuko.co.jp/zenshu/2019/01/160182.html〉
【メモ】
・青空文庫
〈https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1535.html〉
・真辺将之研究室
〈http://www.f.waseda.jp/mana/index.html〉
【目次】
目次 [03-04]
戦後「象徴天皇」の出発と津田左右吉(真辺将之) [05-16]
◆日本の皇室 001
まえがき(昭和二十七年八月 つだ そうきち) 003
第一 日本の皇室 007
第二 元号の問題について 032
第三 「建国記念の日」を設けたい 060
第四 菊と刀のくに――外国人の日本研究について 075
第五 教育に関する勅語について 110
第六 日本歴史の取扱いかたについて 121
◆中公クラシックス版増補
天皇考 136
建国の事情と万世一系の思想 157
八月十五日のおもいで 197
神代史のカミについて 208
君臣関係を基礎とする道義観念 222
編集付記 [236]