カラー版 - 近代絵画史(下)増補版 - 世紀末絵画、ピカソ、シュルレアリスム (中公新書 386)

著者 :
  • 中央公論新社
3.71
  • (7)
  • (19)
  • (13)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 353
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121903860

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジョルジュ・ブラック
    「感覚はdéformer(歪形)し、精神はフォルメ(形成)する」

    Bauhaus

    パウル・クレーとサルトル

  • 20世紀前半の絵画の流れがよくわかった

  • 上巻の方に

  • 上巻に引き続いて読みました。いやーこの辺りまで来ると抽象度が上がるのもあって、まとまりがあるのやらないのやら……。とはいえ、三次元の世の中を二次元の紙に描くときに、何を引き算するのか。印象派は色彩を残すために形ぼやかしてしまい、ピカソは立体を残すためにあらゆる視点を描きこんで形が支離滅裂になるというあたり、今まで考えたことのなかった視点で面白かったです。

  • 2020.08.23 19世紀末から二次大戦前までの絵画の約50年の歴史を知ることができた。しかし、(上)より(下)は複雑で、少し難しかったが、写実から抽象への流れがなんとなくわかりました。

  • 一九世紀末から第二次世界大戦までの西洋絵画を歴史の流れとともに解説。累計三〇万部のロングセラーがカラー増補版として読みやすく

  • 本書は、いわゆる近代絵画から現代への歴史を、それぞれの区分ごとの特徴や画家の生い立ちを網羅的に解説した新書の下巻。このあたりになってくると、「よくわからない」絵画が登場してくる・・・のだが、現代絵画は、既存の価値観へのアンチテーゼが生んだ芸術だったのかなと思うものの、やはり自分は写実主義の画風が好きだなあと思う。

  • 表紙のモンドリアンの絵が少しは理解できるかと思ったが、叶わなかった。絵画をたくさん紹介しているが、実際の絵が見えないだけに理解が追いつかなかった。

  • 東2法経図・開架 B1/5/386b/K

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

高階 秀爾(たかしな・しゅうじ):1932年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。1954ー59年、フランス政府招聘留学生として渡仏。国立西洋美術館館長、日本芸術院院長、大原美術館館長を歴任。現在、東京大学名誉教授、日本芸術院院長。専門はルネサンス以降の西洋美術史であるが、日本美術、西洋の文学・精神史についての造詣も深い。長年にわたり、広く日本のさまざまな美術史のシーンを牽引してきた。主著に『ルネッサンスの光と闇』(中公文庫、芸術選奨)、『名画を見る眼』(岩波新書)、『日本人にとって美しさとは何か』『ヨーロッパ近代芸術論』(以上、筑摩書房)、『近代絵画史』(中公新書)など。エドガー・ウィント『芸術の狂気』、ケネス・クラーク『ザ・ヌード』など翻訳も数多く手がける。

「2024年 『エラスムス 闘う人文主義者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高階秀爾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×