美学への招待 増補版 (中公新書)

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  • 中央公論新社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121917416

作品紹介・あらすじ

二〇世紀後半以降、あらゆる文化や文明が激しく急速に変化している。藝術の世界も例外ではない。複製がオリジナル以上の影響力を持ち、作品は美術館以外で展示されることが当たり前になってきている。本書は、藝術がいま突きつけられている課題を、私たちが日常抱く素朴な感想や疑問を手がかりに解きほぐす「美学入門」である。増補にあたって第九章「美学の現在」と第一〇章「美の哲学」を書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 藝術に対し抱く素朴な感想や疑問を手がかりに解きほぐす美学入門。二〇〇四年発売のロングセラーを増補。九章と一〇章を書き下ろし

  • タイトル名から難しいテーマを想像してしまうが、非常に分かり易い現代的なテーマを意識した内容で興味深い本だった。章立ての名称からも。例えば「センスの話」「カタカナからの美学」「コピーの藝術」「生のなかの藝術」「藝術の身体性」「しなやかな応答」…などから類推できる。15年ぶりの増補とのことで、そのあたりの解説も著者の熱意が感じられた。アートと藝術という言葉の違いの日本での微妙な彩!(アートではあるが、藝術ではない!日本の便法が外国では使い分け不可能)、ミュージアムに対する日本語の美術館と博物館の違い。スポーツと藝術の関係性は確かに例えばサッカーの得点までの藝術的、創造的なプレーというのがあったりするので、似た面がある…。またコンピュータが藝術作品、俳句などを作れるのか?判断ができるのか?この問いの中に「美とは何か」という根源的な問いがあるということも興味深いテーマだった。

  • 東2法経図・6F開架:B1/5/1741b/K

  • 第1章 美学とは何だったのか
    第2章 センスの話
    第3章 カタカナのなかの美学
    第4章 コピーの藝術
    第5章 生のなかの藝術
    第6章 藝術の身体性
    第7章 しなやかな応答
    第8章 あなたは現代派?それとも伝統派?
    第9章 美学の現在
    第10章 美の哲学

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著者プロフィール

佐々木健一

1943年,東京都生まれ.東京大学文学部卒業.同大学院人文科学研究科修了.東京大学文学部助手,埼玉大学助教授,東京大学文学部助教授,同大学大学院人文社会系研究科教授,日本大学文理学部教授を経て,現在,東京大学名誉教授.美学会会長,国際美学連盟会長,日本18世紀学会代表幹事を歴任.専攻,美学,フランス思想史.

「2019年 『美学への招待 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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