感染症 増補版-広がり方と防ぎ方 (中公新書 1877)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 235
感想 : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121918772

作品紹介・あらすじ

人や物の移動が絶えない今日、病原体は国境を越え広汎に伝播する可能性が高まった。しかし危険な感染症すべてが世界中に広まるわけではない。本書では、伝染病との闘いの歴史、病原体の種類や性質、伝播の基礎知識から、私たちがこれから気をつけるべき感染症までを取り上げ、感染症の過去、現在、未来を浮き彫りにする。新型コロナウイルスや、将来起こりうる感染症を「死に至る病」としない実践的知恵を身につけよう。

感想・レビュー・書評

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  • ◯大分コロナウイルスも落ち着いてきたと思われるが、今一度、感染症についての本を読んでみたいと思い手にする。
    ◯感染症対策において、我々のような普通の人たちが普段の行動を心がけることが一番重要であると再認識した。日本人の潔癖とも言える性格が、コロナウイルスの感染拡大防止に寄与していると思うと、ものは見方、考え方で変わるのだと感じる。
    ◯旧版の最終章が性感染症について書かれており、意外な気もしたが、著者は母子手帳についても著作がある点、母子保健の分野との関連性で捉えると納得である。
    ◯昨今、オンラインでのピルの処方が議論されているが、エイズの視点を持ち込んだ場合、また方向性が変わっていたかもしれない。そもそもその視点での議論がされていたのか疑問である。やはりものは見方、考え方で変わる。
    ◯また、旧版の途中で、マスクを全国民に配布することが提言されている。今の状況を著者が見たときどう思うのか興味深い。この本を読むと、改めて、マスクに高い信頼性を寄せることになるが、今般の状況を踏まえると、政策的には配布のタイミングが遅すぎたのかもしれないと思う。

  • 今となっては当たり前になりつつある感染症対策の基本的な情報を踏まえ、人類が直面している(直面してきた)ウイルスについて体系的に説明されている本。
    感染症に関して分かりやすく解説された良書でした。

    エンベロープを持っていて高温多湿には弱いと説明されているコロナウイルスが、夏でも感染力を持続出来ている所が疑問に思いました。

    新興感染症が発生した際は拡大しないように対応する事が最優先ではあるが、既に広まった場合の対応策(どの程度の対策を行うのかなど)を過去の教訓から考えておく必要があると感じました。

  • 【琉球大学附属図書館OPACリンク】
    https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB30262550

  • SDGs|目標3 すべての人に健康と福祉を|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/742939

  • 資料ID:98200177
    請求記号:081||C||1877
    配置場所:工枚特集③
    (※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)

    ☆特集展示「アフターコロナ・ウィズコロナ」☆
    新型コロナウィルス感染症への対策や、コロナ禍後の展望について、免疫学・経済学・人類史・IT業界などの注目すべき分野から、知見を得られる本を集めました。

  • 感染症やその予防について基本的なことが学べる。
    一般人の入門書として良いと思う。

    インフルエンザや性感染症、エイズなど、現在社会が対策を講じるべき感染症について記載もある。
    新型コロナについて補章が加えられているが、まだ深くはない。

  • 過去の教訓から今後の対策を練る。
    当たり前のことのようだが、いざ未知の伝染病に日常が変わっていくと人はどうしていか分からなくなり、闇雲に恐れてしまい、情報は錯綜する。
    自己判断と情報処理能力が問われる。

  • 感染症の基本的なことがよくわかる。文体も読みやすく、よい本だと思います。新型ウィルスに関する補章も今となっては、報道等で皆理解していることではあるが、きちんと書かれていて、基本的な対処法は感染症全般に対して、不変であることを知ることができ、今一度気持ちを引き締める意味でも、基本的な指南書としての役割があるのではないかと感じた。

  • 完全に感染症を防ぐことは不可能に近い。

    しかし、過去の感染症から学びとれることは多々ある。また、どのようにすれば拡大せずに済むか考えるための材料にこの本はなる。
    感染症の実態を知り、自分に何ができるか。
    さらに大きくいえば、このような社会の状況の中で自分がどう生きるか考えていきたい。

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著者プロフィール

1940年山梨県生まれ. 東京大学医学部卒業, 同大学院博士課程修了. 国立予防衛生研究所研究員, 国立公衆衛生院衛生微生物学部長, 国立予防衛生研究所感染症疫学部長, 国立感染症研究所感染症情報センター長を経て, 2001-12年大妻女子大学家政学部教授. 国立感染症研究所名誉所員. 大妻女子大学名誉教授.著書 『文明とアレルギー病――杉花粉症と日本人』(講談社, 1992年)『感染症の時代』(講談社現代新書, 2000年)『母子手帳から始める若い女性の健康学』(大修館書店, 2012年)訳書 E・ノルビー『ノーベル賞の真実――いま明かされる選考の裏面史』(東京化学同人, 2018年)P・ヴィンテン=ヨハンセンほか『コレラ、クロロホルム、医の科学――近代疫学の創始者ジョン・スノウ』(メディカル・サイエンス・インターナショナル,2019年)

「2020年 『感染症 増補版 広がり方と防ぎ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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