人口論 (中公文庫)

著者 :
制作 : 永井 義雄 
  • 中央公論新社
3.11
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本棚登録 : 120
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122000339

感想・レビュー・書評

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  • 「人口は、制限されなければ、等比数列的に増大する。生活資料〔=食料〕は、等差数列的にしか増大しない」(p.23)。

    これだけおさえれば全部読む必要はない。

  • 生きるための古典

  • 結論は簡単です。マルサスの場合も、食糧は算術級数的にしか増えないけれども、人口は幾何級数的、すなわちネズミ算的に増える。ということを言っている。
    少子化とはどどのつまりは人口問題です。そこでマルケスの『人口論』では、マルケスが200年前、どのような事実とデータに基づき、どういう思考プロセスでこうした結論に至ったのかを体得する必要があります。

  • マルサス 「 人口論 」人口を食糧との関係から見た本。さすがに現代の人口統計学は こんな単純には考えないと 最初は思ったが、「人口は食糧までしか増えない」という命題は 現代の人口減少時代に どう解釈されるのか、人口学や人口統計学の見解を知りたい


    人口の特徴
    *生活資料の水準の範囲内までしか増えない
    *生活資料を生産する能力より 人口を増やす力は大きい
    *生活資料は 等差数列的にしか増えないが、人口は 等比数列的に増える
    *生存手段のあるところでは 人口は増加する
    *不幸(食料不足など)や悪徳(戦争)がないところでは 人口は増加する

    「飢饉が〜人口を世界の食糧と同水準にする」

  • 有名な本だが冗長な内容。

  •  
    ── マルサス/永井 義雄・訳《人口論 19730910 中公文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4122000335
     
     Malthus, Thomas Robert 17660214 England 18341223 68 /
    …… 人口は幾何級数的に増加し、資源は算術級数的にしか増加しない。
     
    (20141231)
       

  • 現在、地球上には65億もの人々が暮らしています。
    このペースのまま人口が増えると、2050年には100億人に達するだろうと予測されています。
    はたして食料が足りるのか、心配になってしまいますね。
    マルサスは、人口は放っておくと元の数の2倍、4倍、8倍とかけ算式に増えていくのに、食糧はいくら努力しても2倍、3倍、4倍と足し算式にしか増えていかない、といいました。
    しかし、現実には食糧不足は起こりません。
    なぜでしょうか。それは「貧困や悪徳」によって人口増加が抑制されているからです。
    つまり、いまより貧しくなりたくない人は子どもを作らなくなるので、自然と均衡が保たれる、というわけです。
    人類社会にとって貧困は不可欠、ということですが、これはなかなか容認し難い結論です。
    とはいえ、仮に貧困を根絶してしまえば、かえって全人類の存続を危うくしてしまうのかもしれません。
    人口と貧困のこのアンビバレントな関係を説くところに、この本の魅力があるといえるでしょう。

  • 人口問題は,波動的に再帰する。
    その都度、マルサスの見直しが行われる。
    BRICSと言われるブラジル、ロシア、中国、インドにおいて,人口問題がいかに経済に影響を与えているかを考える際に読むとよい。

    経済学では,その理論の前提としている制約条件について明示的な記載をしていない場合がある。記述から類推して,定式化してみるのもよいだろう。

    ズュースミルヒの「神の秩序」 (統計学古典選集 復刻版〈第3巻 大原社会問題研究所編〉)のような、
    当時の人口論の状況を知らないと、マルサスの論点の近代的なところが理解できないかもしれない。

    社会的な論説は、後代になると、当たり前のことしか言っていないように感じることがある。
    当たり前のことしか言っていないように感じる場合は、その論説が、当時には鋭いものであったと仮定するとよいだろう。

    前後の理論を読めば、マルサスの論点が明確なことが分かる。

  • この本は、「食料供給は等差級数的に増加するが、人口増加は等比級数的に増大する。」として有名な著作であり、実際戦後ずっとカロリー計算では人口増加に追いつくだけの食料供給は存在したので、間違いだとよく云われる。

    しかし人口論はそれにとどまらない。当時の救貧法に関する批判(生活必需品の値段が高騰する)や、刑罰に関する論評など、多岐に及ぶ。

    この本は、経済学と云うより哲学や社会学に近い本であるとも思える。とはいえ、かなり複雑であり読むのには苦労した。

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