本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122002616
感想・レビュー・書評
-
花を主題にしたエッセイ。簡潔な文体ながら、その場の情景が目に浮かぶ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パリ、アラスカ、北京、カイロ、タイ、バリ島、北海道、東北……世界各地を旅した開高氏が、花をテーマに綴ったエッセイ集。北京の屋台で買ったジャスミンの小さな白い花から漂う甘くゆたかな香り、塩湖で結晶する塩の花、北の荒地に咲くスズラン、日本海の見える宿で風呂に浮かべた水仙。紀行文というのは、見知らぬ遠い旅空の風景ばかりではなく、筆者の感性を読むものだと思う。眼前に立ち上る風景の鮮やかさ、思索の深さ! また後日あらためて熟読したい。
-
開高健のベストと思う。この文章は、日本文学の花だ。
-
2009/
2009/
ニコ生 -
2007/5/1購入
全5件中 1 - 5件を表示