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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122004139
感想・レビュー・書評
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四季折々の旬の食材についてのエッセイ。春の部分は春に、夏のは夏に、秋と冬は先日読み終えました(秋のところを秋に読むのをすっかり忘れていました)。辰巳さんは明治生まれで戦争も経験されたそうですが、彼女のように、新鮮な食材や本物の味を知っているひとが、今の時代にどのくらいいるのでしょう。旬のものに感動する心、三度の食事を大事にする心を忘れちゃいけないと思いました。
p228
三度三度の食事も「一期一会」と考え、ゆるがせにはできません。たゆみない熱意は愛情のうえに育つわけです。女と生れ、庖丁を持ちはじめてから死ぬまで数十年の積み重ねの結果、なにか結論に到達するのが当然です。それを祖母、母から受け継ぎ、また自分の時代に更新させることこそ、女性としての生き甲斐であると思うのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20170630
1977年出版。古本屋で発見した。筆者は辰巳芳子さんの母。昭和40年前後の食材と調理法が記録されている。野菜の旬が、今とはだいぶ違っているものもある。いやそれとも、この本に書かれているほうが本来の旬で、今の旬がずれてきているのか。 -
美しい日本語で書かれた昔ながらの季節の料理。
台所に立ちたくなる。
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