新選組始末記―新選組三部作 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122004238

感想・レビュー・書評

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  • 新撰組の隊員の個性に魅かれて集中的に読もうと思ったが、
    剣劇・殺戮のすさまじさに引いてしまった。
    淡々と事実考証をしながらの書き方がまたリアルで、
    殺しの残酷さがにじみでる。
    ただの殺しの狂人集団じゃねぇかと。
    田舎の百姓が立身出世しようと、ろくろく考える頭もないくせに
    幕府の威を借りて敵対するものを殺しまくる。
    規律を守るために内ゲバも辞さない。
    当時にしてもおかしい集団と思われていたわけで、
    今にしてみたら全く扱えないわけのわからない集団。
    それでもなんとなく人気があるというのだからまたすごい。

  • 新選組を知る為に読んだ一番最初の本。

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著者プロフィール

子母澤寛

明治二十五年(一八九二)、北海道生れ。本名、梅谷松太郎。明治大学法学部卒。新聞記者を経て文筆業に。昭和三年の『新選組始末記』に始まる新選組三部作の実録や時代小説を多数手がけ、戦後は『勝海舟』『父子鷹』『おとこ鷹』『逃げ水』など徳川遺臣と江戸への挽歌ともいうべき諸作品を発表。昭和三十七年に菊池寛賞受賞。随筆の名手としても知られ、『味覚極楽』『ふところ手帖』(正続)など。昭和四十三年(一九六八)没。

「2021年 『愛猿記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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