華の碑文―世阿弥元清 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122004627

感想・レビュー・書評

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  • 観世親子は将軍足利義満の加護の元、一世を風靡し、武家階級の教養となり今日に至る、と思いきや、将軍の交代や南北朝の余波に翻弄され続け、能楽の草創は不安定な時期でした。世阿弥は抜きん出た天才で、今日に至る能楽の高い芸術性を完成させた偉人ですね。冒頭から衆道のダークサイドが生々しく活写されますが、世阿弥のダークサイドです。衆に媚びない、不易の美を追求した孤高の男の物語でした。

  • 世阿弥の不変の美を描く孤独を描く。芸術家は本当に鬼の道だね。

  • 能楽堂へ見学に行くので予習のために読みました。
    世阿弥の弟の視点からの大河小説です。
    時代背景がよくわかった。現代まで残る芸にするための苦労というのがすごいなと思った。
    最後のページ、世阿弥が没したのは11月7日とあってびっくり。

  • 能の成立過程がよくわかった。

  • 世阿弥と足利義満の物語。最高に面白いよ。
    杉本苑子の本がほとんど絶版なのは本当に悲しい。

  • 芸に囚われていく兄世阿弥を、弟の視点から描く手法がとても興味深かったです。

  • 壮絶な物語でした。世阿弥の孤独な生き様に胸を打たれました。

  • 20031115

  • 08.02.28

  • 世阿弥の生涯を弟の元仲(竹若)の視点から書かれた話です。周りの人の世阿弥に対する気持ちが、みんな空回りしててやるせなかった。個人的に脇役の義満の息子の義円と元仲の息子の千代童の2人が印象に残った、というかオイオイと、汗を流しながら読みました。

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著者プロフィール

1925年東京都生まれ。「燐の譜」で第4回「サンデー毎日」懸賞小説に入選。『孤愁の岸』で直木賞、『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、『穢土荘厳』で女流文学賞を受賞。1987年紫綬褒章、1995年文化功労者、2002年文化勲章、菊池寛賞を受賞。著書に『傾く滝』『春日局』『埋み火』『マダム貞奴』『檀林皇后私譜』『散華』など。2017年逝去。

「2018年 『伯爵夫人の肖像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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