人魚の嘆き・魔術師 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 579
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122005198

感想・レビュー・書評

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  • 美しい文体と美しい挿絵。
    色香が漂う本。

  • 2016.04.05

  • 所謂、言葉を楽しむ作品。ストーリーや登場人物云々というものではなく、谷崎潤一郎が表現している、言葉の美しさを楽しめた。
    他レビューを拝見していると、耽美派と呼ばれる反自然主義文学の一つに位置付けられている作者(若しくは作品)ということで、なるほど、これが耽美というものなのかと新たに学ばさしてもらった。
    しかし、どちらかというと言葉の美しさよりも言葉の巧みさを私は欲しているから、また気の変化ぎ起こった時、谷崎潤一郎の他作品を読んでみようと思った。

  • 雰囲気が好き。
    簡潔で話の長さも良い。

  • 書店で平積みになった表紙を見て、気が付いたら買っていました。

    絢爛で幻想的。そこが気に入っていますが読むタイミングによっては過剰に思えることもあります。
    真夜中の暗い部屋でぜひ。

  • 半羊神ってのはいいなぁ

  • 「人魚の嘆き」は物語の設定は面白かったけど、その他の点においては期待外れだった。この作品に対して一体どのような評価がなされているか気になるところ。
    「魔術師」はさらっと読んだけど、良くも悪くも江戸川乱歩的という印象。「人魚の嘆き」よりは面白かった。

  • 人魚に夢中になる南京の貴公子を描いた「人魚の嘆き」.一組の男女が魔術師のもとに惹き付けられていく過程を幻想的に描いた「魔術師」の二編の短編.谷崎潤一郎を読んでいるというより,芥川龍之介を読んでいる気分になった.

  • マイナーな系列に属するラインナップかと。
    解説が中井英夫先生だったので、
    ちょっと得した気分(* ̄m ̄)
    こんな言い方もアレですが、
    お話としてはそんなに……もにょもにょ(笑)。
    でも「魔術師」の雰囲気は乱歩の先を行っていた感じで、
    なかなかです。
    全面に付された水島爾保布画伯の
    ビアズレー風の挿画にウットリ( 人´∀`)

  • 話の内容よりも文体の美しさを鑑賞する本。
    挿絵がまた素敵です。

    この人は本当、女性の美を書き出したら止まらないですね。

    11.05.10

著者プロフィール

明治十九年(一八八六)、東京日本橋に生まれる。旧制府立一中、第一高等学校を経て東京帝国大学国文科に入学するも、のち中退。明治四十三年、小山内薫らと第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」などを発表。「三田文学」誌上で永井荷風に激賞され、文壇的地位を確立した。『痴人の愛』『卍(まんじ)』『春琴抄』『細雪』『少将滋幹の母』『鍵』など、豊麗な官能美と陰翳ある古典美の世界を展開して常に文壇の最高峰を歩みつづけ、昭和四十年(一九六五)七月没。この間、『細雪』により毎日出版文化賞及び朝日文化賞を、『瘋癲老人日記』で毎日芸術大賞を、また昭和二十四年には、第八回文化勲章を受けた。昭和三十九年、日本人としてはじめて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選ばれた。

「2018年 『父より娘へ 谷崎潤一郎書簡集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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