人生について (中公文庫 M 72)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122005426

感想・レビュー・書評

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  • 論理的であることなんかにこだわらず、とにかく深く話が進む。

    ところで、近ごろいろんな本を読み、感じていることがある。それは、自らの生命は孤立しているのではなく、全てのものと渾然一体であるということ。そしてこの感覚から外れることなく行動することが、人生の姿ではないかということ。
    これは今の僕にとって、確信に近い実感になりつつある。

  • オカルティックな内容にも触れられていて、興味深い人生論である。

  • 小林秀雄「人生について」(1)思想のモデルを、決して外部に求めまいと自分自身に誓った人。平和という様な空漠たる観念の為に働くのではない、働く事が平和なのであり、働く工夫から生きた平和の思想が生まれるのであると確信した人。

    小林秀雄「人生について」(2)そういう風に働いてみて、自分の精通している道こそ最も困難な道だと悟った人。そういう人々は隠れてはいるに違いない。私はそれを信じます。(小林秀雄「人生について」私の人生観より) グイグイ心に迫ってくる。世の中にある陳腐な人生論を吹き飛ばしつつ。

  • 考えること、書くこと、生きること。
    必読。

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著者プロフィール

小林秀雄
一九〇二(明治三五)年、東京生まれ。文芸評論家。東京帝国大学仏文科卒業。二九(昭和四)年、雑誌『改造』の懸賞評論に「様々なる意匠」が二席入選し、批評活動に入る。第二次大戦中は古典に関する随想を執筆。七七年、大作『本居宣長』(日本文学大賞)を刊行。その他の著書に『無常といふ事』『モオツァルト』『ゴッホの手紙』『近代絵画』(野間文芸賞)など。六七年、文化勲章受章。八三(昭和五八)年、死去。

「2022年 『戦争について』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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