東南アジア紀行 (上巻) (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 69
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122006416

感想・レビュー・書評

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  • 外国に行く際にはその国への最初のあいさつの代わりに、その国に関係する本をなるべく1冊は読むことにしている。タイに行く前に読んだのはこれ。今(2013年)から約56年前(1957~58年)の「旅行記」。アナログなエクスぺディション(探検)の逐一がおもしろい。だがしかし。タイに行く前に読んだこの本で一番印象に残っているのは、筆者(梅棹さん)が道中で訪ねることになったアンコール・ワットについて書かれた「第4章 アンコール・ワットの生と死」の部分。
    ”わたしは、はっとする。アンコール・ワットは死の宮殿ではなかった。アンコール・ワットは生きているのである。ここでは信仰がなお生きているのである。(中略)これは一つのおどろきであった。ここは遺跡ではなかったのである。”
    そして自分もそのひとりだったんだけれど、数年前観光客だらけのそこに自分は静寂を欲していたんだけれど、”しかし、なんと観光客の少ない観光地だろうか。(中略)観光客らしい人の姿もない。”という記述。出来ることなら、そこに立ってみたいなあと思うのです。

  • 2018/04/03 19:01:13

  • 初の梅棹忠夫。

  • ベトナム
    チャムパ、チャム族について
    事故のエピソード

    ラオス
    ラオスは電車がない
    ほかにはブータンとアフガニスタンくらいであろう
    ネパールには、わずかな距離だが汽車が走っている

  • 1957年から58年と、61年から62年にかけておこわれた、著者たちの東南アジア研究の行程を綴った紀行文です。

    調査に参加したのは、大阪市立大学と京都大学の6人の研究者で、東南アジアの自然と文化についての調査をおこなう旅行の中で体験した出来事が語られています。上巻では、第1回目のタイでの調査が中心になっています。

    著者は、タイの人びとの生活を「アジア的貧困」という紋切り型の言葉で説明するのではなく、そこに生きている人びとが毎日の生活の中で享受しているはずの豊かさを見ようとしています。

  • おおらかで、きびきびしていて、とても素敵だった。
    詳しい感想は下巻にて。

  • (1996.05.20読了)(1992.06.11購入)
    *解説目録より*
    タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムを縦断し、民衆の生活と風俗、文化と歴史を透徹した人類学者の眼で捉えた戦後の東南アジア研究の初の成果。

    ☆梅棹忠夫さんの本(既読)
    「人類学のすすめ」梅棹忠夫編、筑摩書房、1974.04.10
    「文明の生態史観」梅棹忠夫著、中公文庫、1974.09.10
    「サバンナの記録」梅棹忠夫著、朝日選書、1976.01.20
    「狩猟と遊牧の世界」梅棹忠夫著、講談社学術文庫、1976.06.30
    「日本とは何か」梅棹忠夫著、NHKプックス、1986.05.20
    「情報の文明学」梅棹忠夫著、中公叢書、1988.06.10
    「日本語と事務革命」梅棹忠夫著、くもん出版、1988.06.20
    「情報論ノート」梅棹忠夫著、中公叢書、1989.03.20

  • 旅をしている気分になりたかったので、神保町で新刊を買った。
    まずは上巻を読んだ。

    著者が団長になって、タイへの調査を準備する。経費や調査用の自動車の調達、現地での手続き、チュラロンコン大学の先生や地方の役人の協力、少数民族を含む各地の人の生活などが書かれている。

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著者プロフィール

梅棹忠夫

一九二〇年(大正九)、京都市に生まれる。四三年、京都大学理学部卒業。学生時代の白頭山登山および大興安嶺探検隊以来、調査、探検の足跡は、ひろく地球上各地にしるされている。京都大学人文科学研究所教授、国立民族学博物館長を経て、同館顧問・名誉教授。専攻は民族学、比較文明学。理学博士。九四年、文化勲章受章。二〇一〇年(平成二十二)、死去。著書は、『東南アジア紀行』『サバンナの記録』『文明の生態史観』『知的生産の技術』『地球時代の日本人』『日本とは何か』『情報の文明学』など。いずれも「梅棹忠夫著作集」(全22巻、別巻1)に収録。

「2020年 『女と文明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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