reinouさんの感想
2016年12月22日
「芸妓」というように、「芸」「芸術」「芸能」として、いくら言葉や表面を飾ったとしても実際は……。 苦界(いや”苦海”とする方がピッタリくる感じ)で懸命に喘ぎ、もがき、という言葉がこれほど似合う主人公もそうはいまい。
1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。 「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」