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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122007574
感想・レビュー・書評
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書かれた時代が1960年代後半なので内容は甚だ古臭い,全国各地の食べ歩き紀行.というごくありふれたテーマ…なんだけど著者が宇能 鴻一郎(笑).
かといって,「あたし,……食べちゃったんです. すごく,大っきぃいの」というような文体では無い.いや,それならそれで面白い気はするのだが,冗談は於いても若い頃から描写力あったのだなぁこの人は.
考えてみれば,この時代は経済も復興発展していて交通も便利になり,それでいて地方色も色濃く残っていた時代だから,旅の食い歩きが一番楽しかった頃かも知れない.文中では地方色が薄れていくのを嘆く一節もあるのだが,今からすればまだ充分イケてる感じがして羨ましかった.詳細をみるコメント0件をすべて表示
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