痴人の愛 (中公文庫 A 1-16)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122011854

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  • 喫茶で給仕女として働く西洋風の女を、理想の女にしようと15の少女をひきとり教育し、年を重ねるごとに妖艶さを増す彼女の肉体に悩み、愛欲に虜になった男の破綻してく様を描く作品。本能に従い生きる男。現実的に生きる女。2つの性の本質的に異なる部分が、これでもか、これでもか、というほどに描かれてる。恋愛の本能的な部分もそう。結局触れたい重なりたい、そういう欲求がストレートに読者に訴えかける。本能的な恋愛小説。人間の抑制のきかなくなった様。

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著者プロフィール

1886年7月24日~1965年7月30日。日本の小説家。代表作に『細雪』『痴人の愛』『蓼食う虫』『春琴抄』など。

「2020年 『魔術師  谷崎潤一郎妖美幻想傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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