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- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122012127
感想・レビュー・書評
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第二次大戦でノルウェーが学んだ教訓は、大国は小国の中立など少しも尊敬しなかったということ。まして、そこに戦略的地位と、交戦国に死活の利益をもつ経済活動が関係して来る場合はなおさら。
俗に言うフィンランド化は、国民の英雄的な抗戦があってはじめて勝ち得られた。力無くては何も得られないのが国際政治の現実。
スウェーデンがドイツの要求に抵抗出来るようになったのは、3年間の死に物狂いの軍備拡張の結果である。戦後もその軍事力を縮小せず、かえって全土を要塞化する重装備の針ねずみ国家を作り上げた。
デンマークは、たった4時間でドイツに占領された。デンマークは1920年代から血縁の隣国よりも国際連盟にすべての希望と期待をかけ、その過大な期待のため自国の防衛態勢には殆ど無関心のままであった。
中立維持がいかに難しいか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく古い本だけど、北欧の歴史は知らないことが多いので、とても興味深く読んだ。
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