モラトリアム人間を考える (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122012844

感想・レビュー・書評

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  • 精神分析学者の著者が、現代人の意識と行動について論じたエッセイを集めた本です。

    著者は1930年生まれで、本書が考察の対象としているのも、いわゆる「シラケ世代」の若者たちが中心です。残念ながら、いつの時代も若者批判というものはあったんだなあ、というくらいの感想しか浮かんできません。本書はあくまで心理的な観点からの文明批評であり、社会的な観点が見られないのは当然なのかも知れませんが、文明批評の言説がその時代の刻印を帯びているということに対して、あまりにも無頓着ではないかという気がします。

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プロフィール

小此木啓吾(おこのぎ けいご)

1930年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部精神神経科助教授、同大学環境情報学部および医学部精神神経科兼担教授をへて、東京国際大学大学院臨床心理学研究科教授、慶應義塾大学環境情報学部客員教授などを歴任。日本精神分析学会会長など数々の役職を務め、現在、日本の精神分析界を中心で担う優秀な臨床家を数多く育てた。2003年9月逝去。
著書に『現代精神分析1・2』『フロイト-その自我の軌跡』『現代精神分析の基礎理論』『日本人の阿闍世コンプレックス』『対象喪失』『自己愛人間』『心の臨床家のための必携精神医学ハンドブック』など多数。

小此木啓吾の作品

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