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- Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122012950
感想・レビュー・書評
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ショスターコヴィチの音楽は皆目知らない(youtubeで聴いてもイマイチ反応できない)素人なので、多分この本の魅力の半分以上感じ取れていないとは思います。
がそれでも生きること=音楽を奏でることへの執着、体制への強烈な反発心とそれを昇華できないもどかしさ等々、非常に面白かったです。
どうやら本人の言葉なのか否かで論争があるようですが、仮に本人でないにしてもその音楽に魅せられた他人の強烈な反骨心もまた見事なり、と感心します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
拷問か⁈ってぐらい読みにくかった。 この読みにくさ、1984年にそっくり!…という怖い話。
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ロシアが再度復興しつつある現在だからこそ、読む価値が高まる。読書中に感じた、重く、薄明かりが灯る街。靄がかった草地の平野は、“ロシア”文学や映画、音楽の底に流れている。本書はショスタコ−ヴィチの死後に“ソビエト国外”発表された、まさに歴史の証言である。スターリンの時代のことから、自らの音楽観まで、様々な人物との交流など体験をベースに語っている。厳しい政治に関わりながらも、生き抜いた人間の証言の大切さを感じつつ、音楽家としてのプライドによる強さが、その言葉の一つ一つに硬い意志を与えているように思った。
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¥105
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