夢を走る (中公文庫 A 131-2)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122014121

作品紹介・あらすじ

別の世界から発信される濃密な気配を感知する青年。異次元と交信する息子を感じとる父親。古屋敷に棲む老いたネコの精神を包む孤独、崩れゆく世界への恐怖感を共有する男…。目に映る世界のほかの外界、互いに作用しあう重層的な世界を、身近に感受する者たちをとらえる、不安と戦き、そしい至福の感覚を、美しく描き出す都市幻想の名作7篇。

感想・レビュー・書評

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  • カラスの見える場所 / 初出 新潮 1982年8月号
    星の流れが聞こえるとき / 初出 海燕 1984年7月号
    ふしぎな球 / 初出 海 臨時増刊 子どもの宇宙 1982年11月号
    砂の雨 / 初出 海 1984年新年号
    石の花 / 初出 中央公論文芸特集 1984年9月号
    孤独なネコは黒い雪の夢をみる / 初出 新潮 1984年9月号
    夢を走る / 初出 文学界 1984年新年号
    解説 (池澤夏樹)

    『夢を走る』 1984.11 中央公論社刊 文庫化 (加筆訂正)

    カバー装画 黒崎俊雄
    カバー トープロ
    製版印刷 三晃印刷
    用紙 本州製紙
    製本 小泉製本

  • 中学生時代に読んで、衝撃を受けた短編集。
    それまで読んできた童話などの子供向けとは一味違う、不思議な世界を垣間見せてくれた。

  • 2009/1/7購入

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著者プロフィール

1929年東京生まれ。幼少期を朝鮮で過ごす。新聞記者ののち作家活動に入る。主な著書に、『抱擁』『夢を走る』『夢の島』『砂丘が動くように』『Living Zero』『台風の眼』など。2002年逝去。

「2015年 『日野啓三/開高健』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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