モダン都市東京―日本の1920年代 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122015067

感想・レビュー・書評

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  • 1920年代の東京を考えるために必読の本でしょう。都市化と資本主義経済の浸透する日本社会の典型としての東京という都市、その都市を通じて日本の近代化を象徴する1920代の東京を感じることができると思います。
    無論、著者の視点は著者独自の設定であって、それを肯定することのできない人にはチンプンカンプンでしょうが。また、共感できる人にとっても、文学作品のみを切り口にしたことには、やや物足りなさを感じことと思います。
    とは言え、この90年間近くの日本、というものがそれ程変わっちゃいないな、という感想も生まれてくる本です。30年近く前に書かれた本ですが、お勧めお勧めの名著です。

  • 古本に出すことをためらって再読。
    当時(1983年)としては、この種の都市論の最初の方かもしれない。隅田川の藤牧義夫(自殺としているが)・埴谷雄高「影絵の世界」、川端康成の「浅草紅団」、新宿の林芙美子「放浪記」、上司小剣「東京」…。解説が川本三郎で納得。

  • ちょっと昔の、埋もれた日本の文化史を学ぶのに、うってつけの本。きらきらの20年代はパリだけにあったのではないのです。
    様々な本を軸に語られる日本の20年代はとても魅力的です。

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