1964年、東京オリンピックを記念してアテネからカルカッタ(現コルカタ)間の聖火リレーの足取りを車で走破した旅の記録。
車はダイハツのベルリーナ。排気量800ccと言う小さな車で街を走り、砂漠を横断し、河を渡り、と進み続けます。
メンバーはこの企画をした毎日新聞社員2名、ダイハツ工業社員4名の計6人。全員冒険家でも何でもない、ただのサラリーマン。
会社に指名されての走破行。
トラブルあり、人間関係のいざこざありの日々を飾らない文章で綴っています。
イラン、アフガニスタン、パキスタンと言った現代では物騒で走れない場所もあり、再現不可能な旅の日々。
イランがまだパーレビ王朝であったり、エルサレムがヨルダン領だったりと歴史の流れを感じます。