詩人の旅 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論社
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本棚登録 : 13
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122018365

感想・レビュー・書評

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  • 詩人・田村隆一の国内旅行記。
    軽妙で洒脱で、人と土地に出会う喜びと愉しみが伝わってくる、とてもいい旅行記であった。

    さすが田村隆一というべきか、国内旅行記であるにもかかわらず雰囲気はとても軽やか。
    いわゆる「のんびり」とか「ほのぼの」という意味の「ライト」ではなく、からっとしていてお洒落なのだ。

    出てくる食べ物とお酒が、どれもおいしそうで、さっと電車に飛び乗ってその地へ出かけたくなる。
    どれと言うのは難しいけど、やっぱり一番は福井の蟹かな! あー、福井に行って蟹をたらふく食べてみたいよー!!

    そして感心したのは、田村さんが若者にけっこう旅に誘われているらしいこと。
    随分年下の若者にも、田村さんは「行きましょう行きましょう」と声を掛けられている。すごいことだなぁと思う。自分より何歳も年上の人を、若者はそう旅に誘わないと思うからだ。それとも、現代がそうなだけで当時としてはそうでもないのかしら?
    ともあれ、若者にモテモテというだけで、田村さんの人柄がわかろうというものだ。

    • yuu1960さん
      丸谷才一さんが田村さんの文章を名文と評していました。本当に良い文章ですね。
      田村さんのエッセイを良く読んだのは30年前です。最近は手に入りに...
      丸谷才一さんが田村さんの文章を名文と評していました。本当に良い文章ですね。
      田村さんのエッセイを良く読んだのは30年前です。最近は手に入りにくくなっているようで残念です。
      2012/11/21
    • 抽斗さん
      文章が軽やかで洒脱で、読んでいてとても心地よかったです。どうやらもう絶版になっているようですね。もったいない・・・。
      ちなみに私は、地域の古...
      文章が軽やかで洒脱で、読んでいてとても心地よかったです。どうやらもう絶版になっているようですね。もったいない・・・。
      ちなみに私は、地域の古本市でゲットしました(^^)。

      yuuさんが談話室でこの本を挙げていらっしゃって、ひそかに「おおっ」と思ってました。。
      2012/11/23
  • 賢しい道を選んだ鮎川と違い、田村隆一はウイスキーで「ぼく」だった。

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