- Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122018488
感想・レビュー・書評
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今の価値観ではかってはいけないのだが、八の宮の姫たちの優柔不断さと自分勝手さ、その周りの女房の仕事の出来なさ、匂宮の女癖の悪さにイライラするうちに物語が終わってしまった。薫は最後まで可哀想だったな。
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潤一郎訳 源氏物語〈巻5〉
(和書)2010年07月27日 23:20
1991 中央公論社 紫式部, 谷崎 潤一郎
話の筋が良く解らないが、潤一郎によると原文の色気を引き出し読み易くしたと言うことでした。
そういう狙いは、成功している。
読み易いし、文章から色気というものが上手く出ている。和歌の注釈なども上手い。読むこと自体にストレスは感じず、なかなか良い感じに読める。
あらすじに関しては他の本を参考にするということ。
全体としては良かったと思う。 -
注釈がていねいで引き歌も書かれているのでありがたい。そこから古今集や白氏文集などへの興味も広がる。
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「早蕨」から「夢浮橋」までを収録。
谷崎源氏は、源氏中級者は原文にあたる前のウォーミングアップ的に読んでみると良いのかもしれないけど、物語としては淡々としていて面白みに欠ける。
初心者がこの本から源氏物語に入ることは絶対にやめましょう!
いかに大和和紀さんの『あさきゆめみし』が細かいところまで原文に忠実かがよっくわかりました(笑) -
最終巻.たまにはこういう古典もよいかと軽い気持ちで読み始めて,読み終わるまで4年近くかかった.最初は読むのに苦労したが,後半は楽しくなった.
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谷崎源氏、ようやく読み終わりました。最後があっけなかったです…。「手習」での出家した浮舟さんのカタルシスは爽快でした。素直におもしろく読めるのって、私にはやはり宇治十帖の気がしました。主語の省略に読み始めは四苦八苦したけれど、巻三くらいから徐々に慣れてきて巻五では物語に入り込むことが出来ました。おもしろかったです。文章も最後まで優雅でした。
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内容(「BOOK」データベースより)
本書は、「桐壼」から「夢浮橋」まで、各葉いずれも典雅な平安朝の気分を現代にただよわして、流麗な「谷崎源氏」をいっそう私どもに親しみやすい美しいものにしてくれている。
谷崎源氏の決定版。第4巻。(レビュー前) -
内容紹介:本書は、「桐壼」から「夢浮橋」まで、各葉いずれも典雅な平安朝の気分を現代にただよわして、流麗な「谷崎源氏」をいっそう私どもに親しみやすい美しいものにしてくれている。 (「BOOKS」データベースより)
資料番号:011212230
請求記号:913.3/ ム/ 5
資料区分:文庫・新書