浮世の画家 (中公文庫)

制作 : Kazuo Ishiguro  飛田 茂雄 
  • 中央公論社
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本棚登録 : 34
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122018969

感想・レビュー・書評

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  • かつての信念が生み出した負の影響を認める。その上で自分に誇りを持つ。常に自分に正直に生きている感じが、潔くて好き。

  • 2012/11/26 読了

  • 主人公の昔の栄光などが語られて最初、鼻につくんですが読み進めるうちに雲行きが怪しくなるというか翳りが出、事実と真実、記憶の曖昧さや記憶の共有の不確かさが現れはじめる。そうなると誰のなにが正しいのか、正しくないことは間違ったことなのかいけないことなのか、急に足元がぐらぐらするような立ち場に置かれるおもしろい感覚。物ごとの捉え方や、見ているものの方向・光の当て方でころっとかわる世界観、一言の含み、違う棚から取り出す洋服。違う段を降りる階段・・・少しずつのズレ。そんな印象を受けました。

  • 長崎などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

カズオ・イシグロ
1954年11月8日、長崎県長崎市生まれ。5歳のときに父の仕事の関係で日本を離れて帰化、現在は日系イギリス人としてロンドンに住む(日本語は聴き取ることはある程度可能だが、ほとんど話すことができない)。
ケント大学卒業後、イースト・アングリア大学大学院創作学科に進学。批評家・作家のマルカム・ブラッドリの指導を受ける。
1982年のデビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年『浮世の画家』でウィットブレッド賞、1989年『日の名残り』でブッカー賞を受賞し、これが代表作に挙げられる。映画化もされたもう一つの代表作、2005年『わたしを離さないで』は、Time誌において文学史上のオールタイムベスト100に選ばれ、日本では「キノベス!」1位を受賞。2015年発行の『忘れられた巨人』が最新作。
2017年、ノーベル文学賞を受賞。受賞理由は、「偉大な感情の力をもつ諸小説作において、世界と繋がっているわたしたちの感覚が幻想的なものでしかないという、その奥底を明らかにした」。

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