- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122019065
作品紹介・あらすじ
書画、篆刻をよくし、生涯にわたって美食を追い求めた魯山人。「食器は料理のきもの」と唱え、40代後半から本格的に陶器の制作をはじめ、多彩で個性に富む数々の名品を生み出した。みずからの作陶体験と鋭い鑑賞眼をもって、古今の陶芸家と名器を俎上にのせ、やきものの尽きせぬ魅力を縦横に語った"魯山人のうつわ論"。
感想・レビュー・書評
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魯山人の陶芸に関する寄稿や、挨拶、考え方などを集めた内容。様々な陶器の知識がある前提で話が進むので、写真が掲載されていない部分の話は分からない部分も多かった。が、食にこだわった結果、陶器にこだわるようになり、人に作らせるだけでは飽き足らずに自分で窯を作って焼く、総合的に芸術を修めるために書も絵もやる、果てには古い陶器のルーツを探すために窯を発掘して研究する等々、自らの美を果てなく探求する様は恐れ入った。良いものを見て勉強しろ、美は自然の中にある、と言うような発言が印象に残った。
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魯山人味道に続き、魯山人の焼き物に関するエッセイや講演を、弟子がまとめたもの。
魯山人は、製陶で人間国宝の打診を受けたことがあり、それを断っている。功績は、織部に対する貢献。40歳から陶芸を始めたのだから、すごいもんだ。作陶を始めたきっかけは、自分の料理に合う器がないので自分で作るしかなかったと。曰く、器は料理の着物。美人には美しい着物を着せたくなるものだと。
かくいう僕は、残念ながら陶芸をよく知らないので、それほど本書を理解できたわけではない。勉強勉強。 -
永く後世に残る名品には真心や情熱がある。慶長以前の作家には真心が多い。大自然の美が明瞭に見えていたのだろう。ものの美を見るには魂の交流がいるし、芸術はつくり手が人格者である必要がある。その人格者が無我の境で作ったものに人は心打たれる。狂人といわれるまで仕事に夢中になって初めて個性は発揚され、強くスケールの大きいものができる。このように芸術は心の仕事であるし、芸術家にとって実生活そのものが芸術である。
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内容(「BOOK」データベースより)
書画、篆刻をよくし、生涯にわたって美食を追い求めた魯山人。「食器は料理のきもの」と唱え、40代後半から本格的に陶器の制作をはじめ、多彩で個性に富む数々の名品を生み出した。みずからの作陶体験と鋭い鑑賞眼をもって、古今の陶芸家と名器を俎上にのせ、やきものの尽きせぬ魅力を縦横に語った“魯山人のうつわ論”。 -
美術館で誰とも知らずに入ったら感動の陶器が(・∀・)欲しいと思った。陶器が………。欲しかった。買えなかった。本を買った。。。。。 ( ´・・`)
著者プロフィール
北大路魯山人の作品






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